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【高樹千佳子コラム】日本の夏フェスの原点、英国グラストンベリー・フェスティバルの想いと思い出について語らせて!(その2)

Chikako Takagi Column Vol.3


今回は、2010年にグラストンベリー・フェスに参加した時の思い出を語りたいと思います!

【高樹千佳子 洋楽COLUMN】個人的に大好きなイギリス出身アーティスト、London GrammarとRoyal Bloodについて語らせて!
高樹千佳子(cent.FORCE)

MUSIC ON!の音楽番組「TVカウントダウンE.T」、NOTTVの音楽番組「LOVE&ROCK」でMCを勤め、無類の洋楽好きとしても知られる高樹千佳子。そのコアな知識と飽くなき探究心を、NO.16 Columnで好き勝手に披露してもらいます!(週1回更新予定)

実は私、1度だけ行ったことがあるのです。40周年だった2010年に。1日だけ日帰りで。

その年は、私が愛してやまないUKバンド、 icon-tag MUSEがヘッドライナーで、当時担当していた音楽番組でお世話になっていた某プロモーターさんのお力をお借りして、UK支社の女性スタッフさんとロンドンで合流し、連れて行っていただいたのです。

ロンドン市内から車でおよそ4時間。途中ストーンヘンジを通って着いた夢の場所は、、

とてつもなく広い。広すぎます。遠くまで見渡せるけど、どこまでが敷地なのか…、そしてどこからどう回ればいいのか…途方に暮れる規模です。そもそも半日ほどの滞在では、場内の半分も回りきれません。(まぁグラストンベリーに日帰りで来る人はいないと思いますが笑)

#Glastonbury

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そしてカラフル。場内の装飾、無数のテント、そびえ立つ大きな旗、行き交う人々…。なかなか奇抜なファッションの方も多く見かけました。弾けてるなー!年に一度のお祭りですものね。

2 days #Glastonbury2017

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そしてピーカンの晴れ!グラストンベリーといえば、雨か、良くて曇り空、下は泥まみれのイメージで、私もしっかり長靴を履いて準備万端で行ったのですが、、ちょっと拍子抜け。この年は珍しく期間中全く雨が降らなかったようです。

お客さん達は、タイムテーブルを見ながらステージ間をせかせか移動するというよりは、食べたり飲んだり遊んだり、見たければライブを見に行ったり、そうでなければ木陰でのんびり昼寝したりと、思い思いに楽しんでいる感じでした。家族連れも多く見かけました。せっかくグラストンベリーに来ているんですから、ライブだけでなく、ハッピーでピースフルな場内の雰囲気も楽しまないと損ですよね。

“Please pack light” – some important information for #Glastonbury2017 ticket holders just posted on our website (link in bio)

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ちょっと残念だったのは、ゴミの山。夕方、夜になるにつれてどんどん増える、その辺に落ちているゴミ。ゴミを踏まずに歩くのが難しいくらいの量です。やっぱり晴れていても長靴を履いていて良かった。。

2010年のことなので、今は少しは改善されているかも?しれませんが、、とにかくコレを見てしまうと、改めて、日本のフェスはなんて綺麗なんだろうと感心してしまいます。特にフジロック。観客がみんなそれぞれしっかり分別してゴミ箱に捨てるので、地面に落ちていないですものね。素晴らしいです。海外からのアーティストや観客が、フジに来てその綺麗さに驚くのも納得。

それから、食事。グラストンベリーに来てまで食事に文句を言うな!という感じですけど(笑)、パサパサしていたり固かったり味が濃かったりやたら多かったり…。それに比べると、日本のフェス飯はレベルが高いです!フェスごとに名物料理もあったりして。美味しいです♪数日そこで過ごすのですから、食事のレベルも大事なポイント。

あとは、国民性もあるのかもしれないですけど、肩車。子供ではなくて、大人が大人を肩車するのです。おそらく後ろのことは考えずに。背の高いあちらの方々に目の前で肩車されると、ステージが見えません(汗) 大きな旗も同じく。旗はもうグラストンベリーのシンボリック的なものなのでしょうがないですけどね(笑)

とまぁいくつか突っ込みたくなる点はありましたが、なんだかんだ、もちろん、グラストンベリーは最高のフェスです。日帰りでしか行けていない私が偉そうに言えることではないんですが…^^;、、

出演アーティストはここぞ!とばかりに気合いを入れて素晴らしいライブを見せてくれて、時にはここでしか見られないであろうスペシャルゲストとのコラボや名曲カバーなどのサプライズも仕掛けてくれるし、(あ、 icon-tag MUSEのライブについては、長くなりますので、また別の時にお話しますね。)

日本で大合唱になる曲がここでも大合唱になるのを見ると、音楽の感動が国境を越えることに震えるほど感動し、音楽愛は世界共通であることに胸打たれます。そして、野外フェスの発祥、原点であるこの場所にいるというだけで味わえる幸福感。チケットは毎年入手困難で、イギリスに住んでいても争奪戦なんですが、なかなか行けないからこそ、行けた時の喜びは想像を遥かに超えます。

近年はリアルタイム動画でも海外フェスを楽しめるようになりましたが、現地でしか味わえない色々な感情や、臨場感。機会があれば、そしてチケットを頑張ってとれたら、ぜひぜひ足を運んで体験していただきたいです。私もいつかまた、今度は泊まりで行ける日を夢見ています。

それではまた次回!

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