2CELLOS、30代になって奏でる“愛の詩”公開。最新ライヴ映像DVD＆ブルーレイも発売

2CELLOS

2017年9月28日

2本のチェロで世界を魅了するクロアチア出身のルカ・スーリッチとステファン・ハウザーからなるチェロ・デュオ＝2CELLOS。最新アルバム『スコア』に収録、1970年に公開され、アーサー・ヒラー監督がアリ・マッグローとライアン・オニールの顔合わせで描いた恋愛映画の名作として知られる映画『ある愛の詩』（原題：Love Story）のテーマ、「ある愛の詩」の新作映像を公開した。

（情報提供： SONY MUSIC JAPAN INTERNATIONAL）

この曲は名匠フランシス・レイが手がけ、第43回アカデミー賞作曲賞を受賞している。ミュージック・ビデオは、クロアチア第2の都市スプリットにあるディオクレティアヌス宮殿で撮影された。ディオクレティアヌス宮殿は、ローマ時代の歴史的建造物が残る風光明媚な世界遺産都市として、クロアチアの中でも人気の観光スポット。映像監督はクロアチアの鬼才ダルコ・ドリノヴァク。これまでも映画『インセプション』からの「モンバサ」、「ゲーム・オブ・スローンズ・メドレー」などのミュージック・ビデオを撮影し、クラシックで格調高い作風に定評がある。約1700年前の遺跡をバックに、ルカとステファンが奏でるチェロの音色が悠久の時を超えてスケール豊かに広がっていく様子を見事にとらえている。デビュー時は20代前半だった2人も30代になり、超絶技巧だけではない豊かなチェロの音色でじっくり聴かせる曲に深みを増してきているのにも注目だ。

「ある愛の詩」ミュージックビデオ

2CELLOSは現在新作『スコア』の世界ツアー中で、9月はヨーロッパ、北米各地でライヴを開催している。9月16日には殿堂ニューヨークのラジオ・シティ・ホールのソールドアウト公演で大成功を収めたばかり。11月28日にはロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでのライヴが決定している。

昨日9月27日には、最新ライヴ映像商品『スコアライヴ！』がDVDとブルーレイで発売された。2016年12月4日、シドニー・オペラ・ハウスで行われたライヴを収録しており、前半が映画音楽、後半がロック名曲カバーの２部仕立てになっている。日本盤には５月の日本公演でのライヴ写真満載、全16ページのカラー・フォト・ブックが封入される。2CELLOSの映像作品としては４年ぶり、２作目となる。

映画音楽をテーマにした最新アルバム『スコア』は全世界40カ国のiTunesクラシカル・アルバム・チャート1位を記録。2CELLOSは、今年１月から新譜収録曲のミュージック・ビデオを毎月１本ずつ公開している。1月「ゲーム・オブ・スローンズ・メドレー」、２月「ムーン・リヴァー」、３月「グラディエーター」、４月「シンドラーのリスト」、５月「ロード・オブ・ザ・リング」、６月「炎のランナー」、８月には「ゴッドファーザー」の映像を公開。本作が8作目となる。また、新曲も発表しており、7月8日には全米ナンバーワンを記録したルイス・フォンシとダディー・ヤンキーの大ヒット曲、「デスパシート」をカバーした映像を公開。再生回数が3日間で300万回を突破し世界中で話題となった。