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妖しく煌めく光の音世界へと到達したBeacon(ビーコン)、緻密な調整が際限なく施されたフルレングス・アルバムをリリース

Beacon


ビーコン3作目となるフルレングス・アルバム『グラヴィティ・ペアーズ』が11月にリリースされることが発表となった。アルバムのレコーディングにはTycho(タイコ)のドラマーであるローリー・オコナー(a.k.a. Nitemoves)が参加しており、そのシャープな四つ打ちのシークエンスが加わったことでダイナミックに進化した音像にも注目したい。

(情報提供:HOSTESS ENTERTAINMENT)

妖しく煌めく光の音世界へと到達したBeacon(ビーコン)、緻密な調整が際限なく施されたフルレングス・アルバムをリリース

(Photo by Chad Kamenshine)

<Ghostly International>から初のリリースから約4年の時が経ち、いくつかのツアーを経て2016年にニューヨークの自宅へと戻ったトーマス・マラーニーとジェイコブ・ゴセットのふたり。

「すべての現象は重力を対へと分けゆくことで生じる」というのは、20世紀の自然哲学者で宇宙論者、ウォルター・ラッセルの言葉だ。彼は「世界を認識するための新たな思考」について提唱し、その音楽的情報に基づいた概略図は、その時代おいても魅力的であったと同時にあまりに急進的なものでもあった。

マラーニーはそのコンセプトについて「『グラヴィティ・ペアーズ』はウォルター・ラッセルが宇宙の律動的な秩序をどのように描いていたかを表現しているんだ。僕はこの「ペアーズ」というワードを名詞としても動詞としても捉えている;ラッセルが見出したこの自然の単位こそが、この宇宙と僕らを結束させるプロセスのバランスを取ったんだ」と、掘り下げている。

また、最近になってライブメンバーに新しくドラマーが加わったことで、よりストレートな表現が加わり、これまでの楽曲もライブ仕様へとアレンジがなされた。2017年の春にTychoのコーチェラでのショーとヨーロッパ・ツアーに帯同し、マラーニーがバンドにとって初のヴォーカリストとして迎え入れられてライブを行ったことも、ふたりに大きなインスパイアをもたらしたという。

現在、「Be My Organ」のミュージック・ビデオが公開となっている。

「Be My Organ」

◆ リリース情報
アーティスト名:Beacon (ビーコン)
タイトル:Gravity Pairs (グラヴィティ・ペアーズ)
レーベル:Ghostly International / Hostess
海外発売日:11月2日(金)
※日本盤の詳細は後日発表

妖しく煌めく光の音世界へと到達したBeacon(ビーコン)、緻密な調整が際限なく施されたフルレングス・アルバムをリリース

<トラックリスト>
01. Don’t Go Looking
02. Be My Organ
03. Losing My Mind
04. Fields
05. On Ice
06. Marion
07. The Road
08. Bending Light
09. Over My Head
10. The War You’re After

■ バイオグラフィー
トーマス・マラーニーとジェイコブ・コセットからなるエレクトロニック・デュオ。2011年、ブルックリンの芸術学校でそれぞれ彫刻と絵画を専攻していた頃に出会い、活動を開始。R&Bの甘美なメロディーを官能的な陰りの中に溶け込ませているのと同時に、そのサウンドには〈Warp〉の初期カタログやUnderworldの影響も伺える。Bandcampでいくつかシングルを発表した後に『No Body』EPをリリースすると、正式なデビュー前にも関わらず多くのアーティストからラヴコールが殺到し、活動開始から間も無く、Gold Panda、Oneohtrix Point Never、Tychoらのツアーサポートを務めることとなる。2012年に〈Ghostly International〉とサインしリリースした『For Now』EPがPitchforkで絶賛され注目度が高まった翌年、ファースト・アルバム『The Ways We Separate』を発表。2016年にはサウンドに深みが増したセカンド・アルバム『Escapements』をリリース。2017年にはTychoのシングル楽曲「See」フィーチャーされ、ツアーにも帯同して話題を呼んだ。2018年、待望のサード・アルバム『Gravity Pairs』をリリース。

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