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マーク・ロンソン、星野源とのダブル・ヘッドライナー・ショーで2万人を魅了~セットリスト

Mark Ronson


世界的ヒットメイカー=マーク・ロンソンが昨日12月17日に、幕張メッセで星野源とのダブル・ヘッドライナー・ショーを行った。会場に詰め掛けたで2万人を魅了した、そのライヴ・レポート及び、セットリストが公開された。

(情報提供: SONY MUSIC JAPAN INTERNATIONAL)

マーク・ロンソン、星野源とのダブル・ヘッドライナー・ショーで2万人を魅了~セットリスト
(Photo: Masanori Naruse)

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【マーク・ロンソン: ライヴ・レポート】
LIVE in JAPAN 2018 星野源×Mark Ronson
2018年12月17日(月)
幕張メッセ 国際展示場ホール9~11

『アップタウン・ファンク』で世界を席巻してから4年、映画『アリー/スター誕生』の事実上の主題歌「シャロウ~『アリー/スター誕生』愛のうた」への参加でグラミー賞(最優秀レコード賞ほか4部門)とゴールデン・グローブ賞候補に挙がり、マイリー・サイラスをゲストに迎えた新曲『ナッシング・ブレイクス・ライク・ア・ハート』がヒットしている中、マーク・ロンソンが2016年のサマーソニック以来約2年ぶりに来日。12月17日に、星野源とのダブル・ヘッドライナー・ショー『LIVE in JAPAN 2018星野源×MARK RONSON』を千葉・幕張メッセで行なった。
15日の夜にニューヨークでテレビ番組『サタデー・ナイト・ライヴ』に生出演してから駆け付けたわけだから、日本に到着したのは開演のほんの数時間前。ソールドアウトの大観衆を前にDJパフォーマンスを披露したマークは、その『サタデー・ナイト・ライヴ』でも披露した「ナッシング~」で幕を切る。悲しいのに踊らずにはいられない、異色のブレイクアップ・ソングだ。

「やあ、みんな、マーク・ロンソンだよ。ゲン・ホシノとプレイできて本当にうれしい!」と挨拶すると、今年始動したディプロとの新ユニット=シルク・シティの最新シングル「エレクトリシティ」へ。そして「ウー・ウィー」(03年の『ヒア・カムズ・ザ・ファズ』より)、「ダッフォディルズ」、「フィール・ライト」(共に15年の『アップタウン・スペシャル』より)があとに続き、ハウス、ヒップホップ、ディスコ、ファンクと、多彩なスタイルを網羅してきた自らのキャリアを辿る。アグレッシヴにオーディエンスを煽りつつ、時々スクラッチを入れたり、曲をカットアップしたりしながら。
かと思えば、次に彼が用意していたのは、マイケル・ジャクソンへのトリビュート。マイケルの60回目の誕生日だったさる8月29日に、彼の名曲のマッシュアップ「マイケル・ジャクソン × マーク・ロンソン: ダイアモンズ・アー・インヴィンシブル」を発表したマークは、その中から「今夜はドント・ストップ」を始めとするアップビートな曲だけをミックス。そして「ひとりのレジェンドからもうひとりのレジェンドへ」と前置きして、夭折したエイミー・ワインハウスにもスポットライトを当てる。言うまでもなくマークは、彼女の傑作『バック・トゥ・ブラック』でプロデューサーとして名を馳せたわけだが、ここでは自身のアルバム(07年の「ヴァージョン」)からエイミーが歌ったザ・ズートンズの「ヴァレリー」をセレクト。まずはヴォーカルだけ抜き出して彼女の声のパワーを突きつけて、ストリングス、ベース……と順番に音を重ねていく。マイケルと同列に置いてエイミーの偉大さを伝えようとする粋な演出だ。

マーク・ロンソン、星野源とのダブル・ヘッドライナー・ショーで2万人を魅了~セットリスト
(Photo: Masanori Naruse)

続いていよいよ『アップタウン・ファンク』が登場。さすが知らない人はいないようで、マークもオーディエンスも一緒にジャンプして会場を揺らしていたが、ショーはまだ終わっていなかった。「最後は僕のお気に入りのクリスマス・ソングを」と、これまた『サタデー・ナイト・ライヴ』でお披露目したばかりの曲を届けてくれる。マイリーに加えて、子供の頃からの親友ショーン・レノンの参加を得た、ジョン・レノン&ヨーコ・オノの『ハッピー・クリスマス(戦争は終わった)』の飛び切りスペシャルなカヴァーだ。
以上、2018年現在の立ち位置をくっきり刻んだ約40分のセットを終えると、「ピース&ラヴを願って。みんないいクリスマスを!」とメッセージを残して去っていった。
 ちなみに、後半ステージに立った星野源との共演は無かったが、星野は、バックステージで対面したマークに「今日集まったファンは最高だね」と告げられたこと、自分もマイケルのセクションに胸が熱くなったこと、アルバム『YELLOW DANCER』を制作していた時に「アップタウン・ファンク」のヒットに勇気づけられたこと、マークにまつわる話をMCで色々聞かせていた。彼について詳しく知らなかった人も、大いに興味をそそられたに違いない。 (文・新谷洋子)

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◆ セットリスト

01. ナッシング・ブレイクス・ライク・ア・ハート feat. マイリー・サイラス
02. シルク・シティ&デュア・リパ 「エレクトリシティ」
03. ウー・ウィー feat. ゴースト・フェイス、キラ、ネイト・ドッグ、トライフ&サイゴン
04. ダッフォディルズ feat. ケヴィン・パーカー
05. フィール・ライト feat. ミスティカル
06. マイケル・ジャクソン「マイケル・ジャクソン × マーク・ロンソン: ダイアモンズ・アー・インヴィンシブル」
07. ヴァレリー feat. エイミー・ワインハウス
08. アップタウン・ファンク feat. ブルーノ・マーズ
09. マイリー・サイラス&マーク・ロンソン 「ハッピー・クリスマス(ウォー・イズ・オーバー)feat. ショーン・オノ・レノン」

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