ジェイン、初来日公演終了& 本日アニエスベー青山店でイベント開催

JAIN

2019年1月18日

唯一無二のフランス出身個性派ポップ・アーティストのジェイン（JAIN）が、昨夜(17日)に代官山 SPACE ODDで待望の初来日公演を行い、癖になるユニークなポップ・サウンドと会場を巻き込むパフォーマンスを披露、会場に集まった約300人のファンを魅了した。

（情報提供： SONY MUSIC JAPAN INTERNATIONAL）

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＜ジェイン　ライヴ・レポート＞

2018年1月17日（木） @代官山 SPACE ODD

中東やアフリカでの居住経験を持ち、そこで培った感性を生かしながら、ポップかつ多様性にあふれたサウンドを展開。昨年のグラミー賞にもノミネートされるなど話題を呼んでいるフランス出身のシンガーソングライター、ジェイン。先日、日本デビューCD『ソウルジャー』をリリースしたばかりの彼女が、初来日公演を代官山・SPACE ODDにて敢行した。

地元・フランスでは、出す曲全てがチャート上位にランクイン、ルーヴル美術館に広告写真が掲載されるなど、国民的人気を誇るだけあって、会場には海外からの熱狂的なオーディエンスの姿も多数。他とは異なるエスプリが流れていた印象。しかし、会場が暗転すると、ライヴならではの熱狂が包み込んだのだった。そこに、アルバムのアートワークでも着用している、アニエスベーの鮮やかなブルーに肩にレッドのラインが印象的なデザインのジャンプスーツで登場。

最新作のオープニングに収録されたアラビアンな要素を取り入れたエレクトロ・チューン「オン・マイ・ウェイ」を披露する。歓声をあげる人々に向かって「自分の音楽を届けたい」という強い思いが、ヴォーカルそして眼差しからも伝わってきて、圧倒されるほどだった。

その後も、こちらも『ソウルジャー』に収録の「オールライト」や、ミュージック・ヴィデオの視聴回数が１億に迫るヒット曲でありアルバムのボーナス・トラックに収録されている「カム」など、自身の多国籍な音楽感覚を、ダンサブルなエレクトロ・ビートにのせて表現し、会場をあっという間にダンスフロアに変化させた彼女。パフォーマンス中、左腕には電飾のついたボタンのようなものが付いていたのだが、実はこれは「リモートコントロールでいろんな音を出すことができる」サンプラーであることを報告。「これがあるから私はひとりでステージに立つことができるのよ」と、最先端のテクノロジーを駆使して、ミニマムな構成でありながらも、華やかでリッチな音をライヴで表現できている理由を、友人に語りかけているような気さくさで伝えていたのだった。そういうフレンドリーな雰囲気も、彼女が人気になっている理由のひとつなのかもしれない。

だが、最先端のテクノロジーを活用するいっぽうで「ドリーム」では、アコースティックギター１本での弾き語りでパフォーマンス。彼女の透き通った歌声、そして宝石のような輝きを放つメロディに、そこにいる誰しもが魅了されている様子だった。

ラストには「これまでで最も激しいダンスをしてね！」と呼びかけ、コール＆レスポンスの練習を重ねたのちに、コールドプレイのクリス・マーティンが絶賛し、グラミーにもノミネートされた楽曲「マケバ」（こちらも日本盤CDのボーナス・トラックに収録）を披露。壮大な大地を連想させるアフロ・ビートを取り入れたエレクトロ・チューンと、本人による厳しい？レッスンの成果で息がぴったりあったコール＆レスポンスの効果もあって、それまでにはない一体感・躍動感が会場を包み込んだのだった。

60分という限られた時間のなかで、なかなか行くことはできない、もしくは今まで知ることができなかった世界の風景を存分に堪能できたような。つまり旅をできた気分を満喫できた充実のステージになっていたと思う。

ジェインは本日（1月18日）「アニエスべー青山店」で入場無料のインストアイベントを開催。そこでは、パフォーマンスだけでなくゆう姫（Young Juvenile Youth）とのトーク・イベントもおこなわれ、さらに1月16日に発表されたジェインとアニエスベーとのコラボ・アイテムも並ぶという（鳩をモチーフにしたキュートなデザインは手にしておくべきだ）。ライヴでは堪能することができなかった、彼女の多様（カラフル）な魅力を感じることができそうだ。またもちろん、未体験の「世界旅行」を楽しめることは間違いない！（文・松永尚久）

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◆ジェイン: イベント情報

＜agnès b. presents JAIN Instore Mini Live and Talk Event＞