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ケイシー・マスグレイヴス、初来日公演ライブレポート&セットリスト

KACEY MUSGRAVES


今年行われた第61回グラミー賞受賞式にて、主要部門の“年間最優秀アルバム”を含む最多4部門を受賞した歌姫、ケイシー・マスグレイヴス(Kacey Musgraves)の初となる来日公演が、5月20日(月)に東京・恵比寿リキッド・ルームにて行われた。
ソールド・アウトとなった本公演は、グラミー最多アーティストの初めての日本でのパフォーマンスを一目目撃しようというファンで会場は埋め尽くされ、熱気に溢れかえり、終始盛り上がりを見せた。

(情報提供:UNIVERSAL MUSIC JAPAN)

ケイシー・マスグレイヴス、初来日公演ライブレポート&セットリスト
(Photo:@_24young_)

ケイシーは、グラミー賞を獲得した最新アルバム『ゴールデン・アワー』(2018年7月日本発売)を中心に、グロリア・ゲイナーの「恋のサバイバル」(原題:I Will Survive)のカバー曲などを含め、全19曲を披露。海外では、先日行われたコーチェラ・フェスティヴァルを始め、普段大規模なライヴを行っている彼女。ギター、バンジョー、キーボード、チェロ、ベース、ドラムなどフル・バンドと、楽曲にリンクする素晴らしいステージ・プロダクションを携えて、キャパシティーを問わない、世界トップ・レベルのパフォーマンスを魅せてくれた。

ライヴは、アルバム『ゴールデン・アワー』1曲目収録の「スロウ・バーン」からまさに“スロウに”スタート。その後、彼女の特徴である、カントリー・ミュージックとポップスのクロスオーヴァ―が素晴らしい楽しい楽曲と、スロウで、心を浄化されるような透き通る歌声と柔らかいパフォーマンスが続き、思わず涙する人も。また、洋楽アーティストの公演とは思えないほど、終始、全ての曲でケイシーとお客さんの合唱が続き、非常に待望された来日公演だったことが手に取るように分かった。

今回、3度目の来日となったケイシーは、サンリオや宮崎駿監督の映画作品の大ファンなど、大の親日家であるが故、ライヴ中に「コンニチワ!コンバンワ!アリガトウゴザイマス!あ、あと、スミマセン!」など知っている日本語を数回披露。また、「前回の来日では原宿での買い物に時間を費やし過ぎちゃった。今回は、寿司トレイン(ミニ電車に乗って寿司が流れてくる回転寿司)に行って、終始笑ってたの!」などというエピソードも語ってくれた。

ケイシー・マスグレイヴス、初来日公演ライブレポート&セットリスト
(Photo:@_24young_)

ライヴ中盤では、6人のバンド・メンバーを一人ひとり、丁寧に紹介。順に名前を呼ぶのはもちろんのこと、「彼は、(アメリカの)〇〇州出身の〇〇です!」と、メンバーの出身地含め、一人ずつを紹介。バンド・メンバーを家族のように想う、ケイシーの優しい一面が垣間見れた瞬間だった。
最後に披露した楽曲は、日本でケイシーの代名詞ソングと言っても過言ではないヒット・シングル「ハイ・ホース」。自身の楽曲でも、数少ないアップテンポで、縦ノリができる楽しい曲に、会場の熱気はこの日のピークに。そして、曲の中盤からはなんと、着物を着た日本人ダンサーが2名登場。2人はゴールドの煌びやかな扇子を持ち、「ハイ・ホース」のリズムに乗ってパフォーマンスを盛り上げた。ライヴ用にアレンジされた長めのアウトロでは、ケイシー自身も扇子を手に持ち、3人でコラボ・ダンスを披露。最高潮の中、会場は幸福感に包まれたまま、約90分の初来日公演は幕を閉じた。

ステージを降りる直前に、「早くまた日本に戻って来ても良いかしら!?」と観客に質問を投げかけたケイシー。待望の再来日はいつ頃になるのか、ケイシーから今後も目が離せない。

ケイシー・マスグレイヴス、初来日公演ライブレポート&セットリスト
(Photo:@_24young_)

【セットリスト】
1. スロウ・バーン
2. ワンダー・ウーマン
3. バタフライズ
4. ラヴリー・ウィークエンド
5. ハッピー&サッド
6. メリー
7. ウェスタン・ジャム~ハイ・タイム(メドレー)
8. ゴールデン・アワー
9. ダイ・ファン
10. マザー
11. オー、ホワット・ア・ワールド
12. ファミリー
13. ラヴ・イズ・ア・ワイルド・シング
14. ヴェルヴェット・エルヴィス
15. 恋のサバイバル(カバー)
16. スペース・カウボーイ
17. アロウ
18. レインボー
19. ハイ・ホース

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