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MAX、約1年半ぶりの来日公演のライヴ・レポート&セットリスト

MAX


NY出身の実力派ポップスシンガーのMAXが、約1年半ぶりとなる来日公演「MAX INTIMATE AF TOUR」東京公演を恵比寿リキッドルームで行った。前日には韓国でライヴというハード・スケジュールであったが、疲労の色を見せない全力パフォーマンスで全15曲の約65分のセットを届け、大盛況で終えた。そんな貴重な来日公演のライヴレポートが公開された。

(情報提供: SONY MUSIC JAPAN INTERNATIONAL)

MAX、約1年半ぶりの来日公演のライヴ・レポート&セットリスト
(Photo: Yuki Kuroyanagi)

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2018年夏のサマーソニック、単独公演以来となった日本でのパフォーマンス。「コンニチハ!トーキョー!」という威勢のいい声と共に登場したMAXは、冒頭からエネルギー全開。ステージを飛び跳ねるのはもちろん、いきなりフロアのフェンスに立ち、オーディエンスに熱狂を注ぎ、16年に発表したWhethanとの楽曲「サヴェージ (feat. Flux Pavilion & MAX)」を披露する。バンド・メンバーとのセッションにより、オリジナル以上にライヴ感と重低音が響くビートに、多くの人が手を上げダンスをしていた。そして、「これからクレイジーなショーの始まりだよ!」というかけ声とともに、日本デビュー・アルバムである『ヘルズ・キッチン・エンジェル』に収録された、ごきげんなパーティ・チューン「ホラ」をパフォーマンス。途中でスヌープ・ドッグの楽曲サンプリングも交え、ジェットコースターのような楽しさとスリルのある展開に、早くも多くの人が額に汗を滴らせて興奮。「みんなネガティヴな気分やストレスを吹き飛ばそう!」と語っていたが、日頃の鬱憤を晴らしている様子がうかがえたのだった。また、サポート・メンバーとしても参加していたライアン・シーゲル(Ryan Siegel)もステージ前方に登場し、彼と共に結成しているダンス・プロジェクト「Party Pupils(パーティ・ピューピルズ)」として発表した「ミス・ジャクソン」(アウトキャストの楽曲カバー)を、息のあったハーモニーやダンスを交えながらパフォーマンス。さらにはデビュー作収録の「ベースメント・パーティー」など、自身のパーティ・チューンを立て続けに披露し、息もつかせぬ展開に「ハラハラ」ではなく、「ハアハア」と肩を揺らしてステージに釘付けになっている観客の姿も少なくなかった。

MAX、約1年半ぶりの来日公演のライヴ・レポート&セットリスト
(Photo: Yuki Kuroyanagi)

時間が進むごとにヒートアップし続けていたステージ。その盛り上がりを見て「日本は本当に自分の第二の故郷だと思うくらい大好きな場所なんだ。こんなに暖かい笑顔で迎えてくれる人々がいることに感動している」という思いを伝え、自身のホームタウンであるNYのことを綴ったバラード「スティル・ニューヨーク」を、途中で東京というフレーズに置き換えてパフォーマンス。どんなに遠く離れていても、心は日本のオーディエンスと繋がっているという彼の真っ直ぐな思いが、そこにいるすべての人の胸に届いた様子だった。

現在は20年春のリリースに向け、新作アルバムの制作中であるというMAX。ステージでは、そのリードトラックとしてすでに配信されていて話題のポップ・トラック「ラヴ・ミー・レス feat. クイン・XCII」をはじめ、サックス・プレイヤーが参加した「サックス・オン・ザ・ビーチ」(Party Pupils名義)など、一瞬にして心をときめかせてしまうキャッチーなグルーヴとメロディーで会場をさらにロック・オンすると、「これからとても大切な楽曲を披露するね」と、MAXの存在を世界に広めた楽曲であり、日本でも昨年ONE OK ROCKのボーカルであるTAKAがフィーチャリング参加したヴァージョンが配信され話題になったアコースティック・バラード「ライツ・ダウン・ロウ」を紹介する。「TAKAとはNYで出会ったんだけど、とてもナイス・ガイで(日本で再会したときに)この楽曲が特に好きだと言ってくれた。そしてその場で彼が曲を口ずさんでくれて、そこで僕は一緒にこれをセッションしようよと提案して実現したんだ。僕は妻のために書いたこの曲でプロポーズしたんだ。愛は全世界に伝わる、そしてこの曲がここ東京で、ゲイ、ストレート、バイセクシャル、トランスジェンダー、すべての人に愛を届けられているのが嬉しいよ。君が誰であろうと関係ない、この世界で愛したい人を愛してほしい。僕たちはいつも愛を広めていこう。」と語り、観客ひとりひとりの心をそっと包み込むような優さと、芯の強さを感じるヴォーカルを披露。今度は心だけでなく、瞳をキラキラ輝かせるオーディエンスが増えたのだった。

MAX、約1年半ぶりの来日公演のライヴ・レポート&セットリスト
(Photo: Yuki Kuroyanagi)

だが「ライツ・ダウン・ロウ」の感動はあっという間。すぐに「さらにクレイジーにさせるよ!」と再びパーティ空間に戻り、デビュー盤収録の痛快ファンク・チューン「マグ・ショット feat. シラー」では、彼のライヴではおなじみである「マックス!」コールが巻き起こるなど、会場の一体感がさらに高まっていった状態で、ステージは花火の終わりような余韻を残してエンディングを迎えたのだった。

 「とても素晴らしいショーになった。次は、新しいアルバムを持って戻ってくるから、また遊びにきてね」と、ハートマークのジェスチャーをしながらステージを笑顔全開で去ったMAX。

 軽快な歌とダンス、そしてMCで、最初から最後まで飽きさせないMAXの生粋エンタテイナーぶりを満喫できたと同時に、さまざまな文化が交差して他のどこにもないキラキラした雰囲気を放ったNYの街をステップを踏みながら歩いているような旅気分も味わえた、充実のステージだったと思う。 (文:松永尚久)

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【セットリスト】

Whethan 「サヴェージ (feat. Flux Pavilion & MAX」
ホラ
Party Pupils 「ミス・ジャクソン」
Audien & MAX 「ワン・モア・ウィークエンド」
ベースメント・パーティー
Galantis 「サティスファイド (feat. MAX)」
スティル・ニューヨーク
アシッド・ドリームス feat. フェリー
ラヴ・ミー・レス feat. クインXCII
Party Pupils 「サックス・オン・ザ・ビーチ」
Party Pupils 「ポニー」
ライツ・ダウン・ロウ
マグ・ショット
ジバリッシュ feat. フーディ・アレン
チェックリスト feat. クロメオ

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