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[コラム]Khruangbin、映画のようなミュージックビデオ

NO.16編集部コラム


[コラム]Khruangbin、映画のようなミュージックビデオ

MTVで最初にミュージック・ビデオがオンエアされたのが1981年8月1日。MTVで最初に流されたビデオは、バグルスの「Video Killed The Radio Star」。時代の変革を表すのに最も適したタイトルではある。そんなMTVも来年には40年を迎えるのだ。その間、映像技術は進化し続け、また媒体もインターネットへと移行していった。今ではスマートフォンでも高画質な映像を撮ることができるようになり、ビデオ自体もどうやって見せるか、というのが鍵になっている。

そんな中、最近見たミュージックビデオの中で、心にグッときた作品を紹介したい。

Khruangbinの「So We Won’t Forget」だ。

Khruangbin – So We Won’t Forget

見てすぐに気がつくと思うが、撮影場所は日本だ。栃木県の烏山が舞台に選ばれたという。のどかな風景の中、大きなぬいぐるみを乗せたママチャリを運転する男性が登場。クルアンビンの柔らかな歌声とサウンドに、どこか無気力な出演俳優の表情。楽曲の中盤あたりで、なぜそんな表情だったのかに気づかされるのだが、子を持つ親であればそこからはもう涙無くしては見れないだろう。

一聴するとシンプルでホンワカした楽曲なのだが、その中にクルアンビンが伝えたい、「忘れてしまわないように・・・」というメッセージが繰り返し響いてくる。

私は先に楽曲だけで聞いていたのだが、楽曲をしっかり支えるドラムとベース。その上でペアでダンスを踊るかのようなギターとヴォーカルに心を掴まれた。ただ、ドラマチックな大きな展開があるわけではない曲だった。ミュージックビデオは、どんな内容なのかと検索してみると、サムネイルで表示されたの画像が桜の木だったのだ。日本人であれば、より目につくはずだ。

日本では毎年、俳優の別所哲也氏主宰による映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」が開催されている。「ショートフィルム」という文化は、日本ではなかなかメジャーにならないとい印象だが、このミュージックビデオなんかは、まさにショートフィルムそのものだろう。特に最近はスマホが手放せないガジェットとなり、電車に乗っても8割ほどの乗客が小さな画面を見つめている。そこに5分ほどのミュージックビデオがこんなストーリー性を持って飛び込んだら、とんでもないエンターテインメントになるだろう。電車で涙する人が続出するんじゃないだろうか。

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なお、Khruangbinはヒューストンをベースとするトリオ(ベースのLaura Lee Ochoa、ギターのMark Speer、ドラムのDonald “DJ” Johnson)。
バンド名の「クルアンビン」とは、タイ語らしく、意味としては「空飛ぶエンジン」「飛行機」といった意味になるそうだ。

KHRUANGBIN OFFICIAL WEB SITE
https://www.khruangbin.com/

(NO.16編集部)

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