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[コラム] Amy Winehouseがトレンドに

NO.16編集部コラム


Twitter上で、2011年にこの世を去ったソウルシンガー、エイミー・ワインハウスがトレンディングしている(#AmyWinehouse)。先日、彼女の伝記映画が来年に公開される可能性がある、というニュースがあったが、それからおよそ2週間が経過している。(以前、彼女の記録映画が公開されたが、それとは別の作品になるようだ。)ツイッターを見ていても、「なんでトレンディングしているか分からないけど・・・」と一言つけて、彼女への愛を語るツイートも散見される。

27歳という若さでこの世を去ってしまったエイミー・ワインハウス。圧倒的な歌唱力と表現力で、聴くものを虜にしたが、度重なるアルコールや薬物問題がつきまとった。そんなことをあざ笑うかのごとくアルバム「Back To Black」から「Rehab」という曲も大ヒットさせてしまった。そんな破天荒な彼女だが、「Rehab」の中でも「リハビリに行くくらいなら、レイと家にいた方がいい」という一節がある。この”レイ”とは、レイ・チャールズのことだろう。

Rehab

また、「Back To Black」というアルバムのタイトル曲のイントロは、明らかにSupremesの「Baby Love」を意識しているし、「Tears Dry On Their Own」はMarvin Gaye & Tammi Terrellの「Ain’t No Mountain High Enough」をサンプリングしている。プロデューサーがマーク・ロンソンということもあるだろうが、もちろん彼女自身も50年代〜60年代のソウルへのリスペクト溢れるシンガーだったことは間違いないだろう。

また第50回グラミー賞のRecord Of The Yearを受賞した際は、発表された瞬間は驚いた様子だったが、我に返るとまず振り返りバンドメンバーとしっかりハグをしていたのも印象的だった。

一方で、2007年には差別的な言葉を用いた替え歌を歌っている動画がインターネット上に流出した。のちに彼女自身が謝罪をしている。
こうした経緯もあり、ツイッター上でエイミーがトレンドに入っているのをBLMと結びつけて、賛否両論のツイートも見受けられる。

彼女が今の世界を見てどんなメッセージを発するのか、個人的に興味はあるが、悲しいかな、彼女自身はすでにこの世にはいない。しかし、彼女の残した音楽は今もなお、普遍的な魅力を保ち続けている。

まだ聞いたことがない、という方は是非一度、聞いてみてほしい。

(NO.16編集部)

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