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ジャングル特集


ジャングル特集

ジャングルはジャマイカ、キングストンで生まれたレゲエの後発ジャンルです。
レゲエの曲をたまたま倍でターンテーブルで回して生まれたそうです。
その後イギリスで流行り、レイブで良く使われていた音楽ジャンルです。
UK系のダンスミュージックはBPMが早めの影響を与えたジャンルです。
ジャングルの後、ドラムンベース、UKガーレジ、2STEP,ビックビート、
グライムとイギリスではダンスミュージックが生まれていきますが、
レゲエMC+倍テンのドラムの組み合わせはUKの特徴になります。

今回は2010年代の新しめのジャングルもご紹介します。
ドラムンベースに進化したのではなく、別方向に進化したジャングルです。

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 UK APACHI & SHY FX ;icon-music ORIGINAL NUTTAH

icon-angle-double-right ラガジャングル

1994年
UK Apacheがラッパーで、 SHY FX がトラックメーカですね。
イギリスのロンドン出身で、1992年からSound of the Underground Recordsと契約して、
キャリアをスタートさせています。
この曲はいわゆるラガジャングルです、まだまだレゲエの影響が強いジャングルですね。
ラガはレゲエを打ち込みにして作られたジャンルですので、
ラップと言ってもメロディもある歌の様なラップになります。
この辺は日本でも人気のスタイルですね、
日本語ラップよりも、日本語レゲエ、ラガのジャンルの方が歌ものとして、
メロディが明確なので、聞きやすい音楽が多いです。

icon-angle-double-right ダークジャングル

1995年
ラガジャングルからレゲェの歌の要素を取り除き、インストにしたものになります。
いわゆるダークジャングルのジャンルになります。
どことなく、ドラムンベースのにおいがしてきますが、ピアノの構成、シンセストリングはハウスの影響ですね。
ジャングルのビートに4つ打ちのドラムではなく、BPM150以上のジャングルを乗せています。
内傷的なピアノに、クールなドラムが走ります。
この曲が好きな方はバッハとかも好きだと思われます。
ピアノだけを発展させ、構造的なメロディラインを作ると、
バロック音楽になります、いわゆる儀式的な音楽になります

icon-arrow-circle-up Omni Trio icon-music Renegade Snares

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 GOLDIE icon-music Innercity Life

icon-angle-double-right  ドラムンベース

1995年
ベースはハーフテンポ、ドラムは倍テン、いわゆるドラムンベースになります。
ドンシャリのドラムは影をひそめ、疾走感を出すためにドラムが打ち込みされて、
歌と、ベースはハーフテンポになります。
なので、BPMが早くとも、その半分、この曲であれば、
BPMは155ですが、半分の78でリズムが取れます。
この組み合わせは後々の音楽ジャンルに影響を与えていきます。
例えば、シンセリフは倍、ドラムはハーフテンポ、等など。
重たいベースが後々に与えた影響としては、
リズム決定に大きく支配権があるのが、スネアとベースだからですね。

icon-angle-double-right EDMなジャングル

2013年
ワイリーはグライムのラッパーですね。
シンセのリフの上にジャングルのビート、ラップするシーンではベース+ドラムの組み合わせになります。
EDMの要素がふんだんに入っていますね、アップリフティング有り、ドラムがやむシーンがあり、
ポップスとして聞ける曲です。
ドラムンベース的な進化ではなく、ポップスに寄せたジャングルの進化ですね。
リフも聞かせますし、4つ打ちにならないジャングルのEDMです。

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 Reload icon-music Wiley ft. Ms D & Chip

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 Congo Natty icon-music UK All Stars

icon-angle-double-right 最近のジャングル

2011年
ラガジャングルを近代に進化させた音楽ですね。
ドラムンベース的なベースの上に、ラガのラップが乗ります。
ポップス寄せるというより、ベース同士のリフをコールアンドレスポンスさせ、
ハイハットは倍テン、ドラムはハーフテンポにもなりますし、倍にもなります。
疾走感がありますね、ラップも倍、ドラムも倍のセクションもありますし、
ハーフテンポと繰り返すことで、加速感が出ています。
アップリフティングがあれば、もう少しEDM感が出る気がしますが、
歌ものではないのでその構成は無理ですね。