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[コラム] 音楽界では盛り上がるのか、Clubhouse

NO.16編集部コラム


[コラム] 音楽界では盛り上がるのか、Clubhouse

アメリカ発のSNS、clubhouseが日本で爆発的な盛り上がりを見せている。先週くらいからだろうか、Twitter上で「clubhouse」というSNSについて語られることが増えていったように感じている。筆者も当初は「clubhouseってなんだろう」レベルで、ちょっと調べてみると、招待制の音声チャットSNSというようなもの(という認識)のようだ。

アメリカで生まれたclubhouseは、去年、ローンチされたサービス。iPhoneベースで、チャットールームを作成し、そこにモデレーターを介して、喋り手が入室し、トークを交わす。それをリスナーが聞く、という感じであろうか。

記録などはできないようで、様々なテーマのトークルームが日々生まれては消えを繰り返している。また、フォロワーを増やしたり、コミュニティを形成するための「無言のルーム」というもの見受けられる。

これまでもfacebookやツイッター、インスタなど、新しいSNSは注目を集めてきたが、このclubhouseの盛り上がりは、どこか異様さを感じるところもある。「完全招待制」だから安心、かというと、何やら招待枠も最初は2つなのだが、増えたりもするようだ(条件はわからないが、筆者も4に増えた)。この、余った招待枠を巡っては、Twitter上で「招待しますよ!」といったツイートを見かけたり、金銭で売買されているケースもあるとか。

日本では、アーティスト界隈でも注目を集めているようで、いろいろなアーティストが試行錯誤を繰り返しているのが見受けられる。実際、どういった使い方ができるのか、他のSNSにはないところなのか、筆者もイマイチ掴めていない。

ただ、筆者が知る限り海外のアーティストがあまりclubhouseを使っていないところをみると(あくまで筆者がclubhouse上で検索したところ。なお、アーティストと同名のアカウントが出てくることがあるが、果たして本当に本人なのかを判別するのが難しいように感じる。)、難しい部分も多々あるのかなということを感じたりもする。TwitterやInstagramは、自己発信型なので、アーティストもプロモーションなどに使いやすいし、個人的な発信もしやすいだろう。一方、clubhouseは「会話によるコミュニケーションを公開する」ことが大前提だ。おそらく用途に関して、アーティストも試行錯誤しているのだろうが、なかなか「これ!」という使い方が見えてこないのかもしれない。

とはいえ、SNSは現在の社会において、情報発信源としての役割は大きい。「これだ!」という使い方が見つかれば、音楽界でもclubhouseが一気に盛り上がるのかもしれない。実際、ラッパーのバウ・ワウがClubhouse上で裏話を披露して盛り上がった、ということがあったらしい。

https://front-row.jp/_ct/17415573

一方で、ヘイトの温床にもなりやすいという問題点も指摘されているようなので、今後、clubhouseがどうなっていくのか、注目してみたい。

(NO.16編集部)

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