極彩色のオペラ『アマゾンのフロレンシア』
立春を過ぎてもまだまだ寒いと思っていたが、昼間は暖かい日差しが降り注ぐ。こうなるとロングブーツを脱いで久しぶりに軽やかにバレエシューズを履いて出掛けたくなる。そんな春めいた装いで東銀座に向かった。 METライブビューイン…
立春を過ぎてもまだまだ寒いと思っていたが、昼間は暖かい日差しが降り注ぐ。こうなるとロングブーツを脱いで久しぶりに軽やかにバレエシューズを履いて出掛けたくなる。そんな春めいた装いで東銀座に向かった。 METライブビューイン…
METライブビューイングの新シーズンが始まった。 ニューヨークのメトロポリタン・オペラの上演を映画館で鑑賞できるという画期的な企画は、METの総裁であるピーター・ゲルブが考案したという。2006年から始まって、今では世界…
東劇以外では最終上映となる日に、オペラ「チャンピオン」のMETライブビューイングを観に行った。このタイトルでオペラ?と違和感を持つ人も多いかもしれない。 昨今、アメリカのメトロポリタンオペラでは伝統的な演目に加えて、こう…
もはや定番となっているMETライブビューイングの今季最後のプログラムは、シェイクスピアの4大悲劇としてあまりにも有名な、「ハムレット」である。 名作だけにオペラ化されることも多いシェイクスピア作品。「ロミオとジュリエット…
さて今回はホテルステイ中に観たMETライブビューイング、リヒャルト・シュトラウスの歌劇「ナクソス島のアリアドネ」について書こう。 4月はリヒャルト・シュトラウスの音楽を集中して聴く機会が多かった。番組でも関連のディスクを…
ニューヨークのメトロポリタンオペラが新型コロナウィルスの影響で閉鎖を余儀なくされ早1年半が経った。その復帰第1作となったのが、テレンス・ブランチャードの「Fire Shut Up in My Bones」だというのは驚き…
前回のコラムでオーケストラの始動について書いたが、このコロナ禍で一番煽りを食っているのはオペラ公演だろう。当然声を発することで飛沫感染の危険を孕むし、舞台上で繰り広げられるのはほとんど恋愛劇。演じる歌手がソーシャルディス…
3月に入って予定していたコンサートは軒並み中止となってしまった。私のスケジュール帳も予定のないブランクの日が多くなった。正直こんなことは近年なかったので、これからこの時間をどうやって使ったらいいのか持て余しているほどだ。…
先日METライブビューイングのプレミア試写会に行ってきた。 ニューヨークメトロポリタンオペラの公演の開幕とほぼ同時期に行われるこの試写会だが、今年はMETの音楽監督、ヤニック・ネゼ=セガンがちょうどフィラデルフィア管弦楽…