カニエ・ウェスト(Kanye West)特集
カニエ・ウェスト Kanye Westは1977年6月8日生まれで、
アメリカ、シカゴ出身のプロデューサー、ラッパーです。
ネプチューンズ、ティンバランド、DRドレーの後のプロデューサーですね、
近い時代ですと、ジャストブレイズ、スウィズ・ビーツ辺りが同時代のプロデューサーになります。
2016年にて、グラミー賞に57回ノミネート、うち21回受賞を果たしています。
1996年からプロデュースを行っていますが、
大きなブレイクを迎えたのは2000年、JAY-Zとコンビを組んだあたりからになります。
特徴としては、豊富なリズムパターンではありながら、HIPHOPの特徴であるサンプリングを多用し、
早回し加工など、懐かしさを感じさせつつ、ソウルを基礎とした黒いHIPHOPを作ります。
サンプリングというより、カバー演奏の場合も多いので、クオリティが高いHIPHOPトラックが多いですね。
今回はサンプリング、元ネタ特集で曲をご紹介します。
Jay-Z; Izzo (H.O.V.A.)
ヒット作品
2001年
カニエ・ウェストが一躍TOPプロデューサーに躍り出るきっかけの曲ですね、
ラッパーはJAY-Zと申し分ない組み合わせです。
このラップに出てくる、Izzoとは、
これはスヌープ語といって、
MTVの”Doggy Fizzle Televizzle”というコーナーで、
ラッパーのSnoop Dog語尾に”izzle”(イズゥル)をつけるしゃべり方して、
放送禁止用語を上手く言い分けるために使われたスラングになります。
F*ckを’Fizzle’等と変化させます。
JACKSON 5; I WANT YOU BACK
モータウンサウンド
この曲が元ネタになります、1969年の曲ですね。
アメリカで一位の曲でした
with ビョンセ
2002年
JAY-Zとビョンセが初共演した曲です。
プリンスのIf I Was Your Girlfriendを一部用いているようです。
クレジットもされていますね。
ギターのイントロが印象的ですね、メロウなギターとJAY-Zのラップがマッチしています。
Jay-Z feat. Beyonce 03 Bonnie and Clyde
マキャヴェリ
1996年の曲です、2パックがマキャヴェリに改名した後のアルバム、
ザ・ドン・キラミナティ:ザ・7デイ・セオリーに収録されています。
Me and My Girlfriend 2Pac
Alicia Keys You Don’t Know My Name
歌ものカニエウエスト
2003年
グラミー賞 最優秀R&Bソング賞を受賞しています、
アリシアキーズが日本で一躍有名になった曲の印象ですが、
セカンドアルバム、The Diary of Alicia Keysの曲なので、
その前、2001年にファーストアルバムSongs in A Minorを発表しており、
Songs in A Minorは全米一位を取っていますので、日本はワンテンポ情報が遅い気がします。
この曲も元ネタがあります。
The Main Ingredien Let Me Prove My Love to You
1972年
1974年の曲です。
メイン・イングリーディエント は1972年に、”Everybody Plays the Fool”.という曲をヒットさせている、
1964年にデビューしたニューヨークハーレム出身ソウルグループです。
カニエは渋いところを取り入れていますね、HIPHOPらしいです。
メアリー・J. ブライジ
2004年の曲です、メアリー・J. ブライジが歌っていますが、
ラッパーのタリブ・クウェリはなかなかテクニシャンのラッパーです。
ラキムとかの影響が強そうですね。
後半、3回し目のラップは非常に聞きごたえがあります。
Talib Kweli I Try ft. Mary J. Blige
カニエがライブでカバー
2002年の曲です。
この曲は元ネタではないのですが、カニエがライブでカバーしていました、
この曲を洗練させ、女性ボーカルを加えると、I Try になります。
意識して作ったんではないかという事で、挙げてみました。