<特集 – ボクシングの入場曲>
プロレスラーと同じく、リング上で闘うボクシングも、入場からリングに向かうまでの間、闘志を掻き立てる入場曲は大切なものだ。今週はボクシングにおける入場曲を特集。
井上尚弥
FREEDOM WHAM!
日本ボクシング史上最強にして最高傑作、とまで称されるという井上尚弥選手。プロ転向後、8戦で2階級制覇という国内最速記録も持っている。彼の入場曲はドラマ「GOOD LUCK!!」のテーマ曲、BIG BANGの曲、布袋寅泰の曲など様々あるが、意外な曲も以前使っている。それが、WHAM!の「FREEDOM」だ。これは、家族ドライブの時によくかける曲、ということで選ばれていたそう。家族思いの一面と、意外なドライブミュージックがうかがい知ることができる。
マイク・タイソン
Toss It Up 2 Pac
1996年9月7日、ラスベガスでマイク・タイソンはブルース・セルドンとの試合に臨んだ。その試合を観戦していた中の1人が、マイク・タイソンの友人でもある、2 Pacだった。タイソンと2 Pacは友人同士でもあり、タイソンは彼の楽曲を入場曲としても使っていたり、また、2 Pacはリリースされなかったものの、入場曲を書き下ろしたりもしていた。しかし、この9月7日の試合観戦後、2 Pacは何者かに銃を撃たれ、数日後、帰らぬ人となった。
アンソニー・ジョシュア
Shut Up Stormzy
プロレスの大きなイベントのように、ボクシングでも大きなイベントになると、アーティストが会場でライブパフォーマンスをしたりすることがある。ロンドン・オリンピックのスーパーヘビー級金メダリストとして2013年にプロデビューを飾ったイギリスのボクサー、アンソニー・ジョシュアは、2015年、イギリスのO2アリーナで、ディリアン・ホワイトとの一戦に臨んだ。その時、アンソニーの入場曲をライブパフォーマンスしたのが、ストームジーだった。イギリスのグライムシーンの最重要人物、と呼ばれるストームジーの後押しを受けたアンソニーは見事、勝利を手にしている。
比嘉大吾
Conquistador Maynard Ferguson
ガッツ石松、竹原慎二、辰吉丈一郎などなど、日本はこれまでも多くの世界チャンピオンを輩出している。引退後はテレビのバラエティ番組などでもその姿を見たりするのだが、沖縄出身の具志堅用高も、かつての世界チャンピオンである。そして、その具志堅用高の弟子として、世界を取ったのが比嘉大吾。彼の入場曲は、師匠でもある具志堅用高と同じ楽曲だった。
その後、比嘉大吾は、3度目の防衛戦に臨もうとしていた2018年4月、減量に失敗してしまい王座を剥奪されるという、残念な結果を残している。しかし、現在は再び世界に挑戦するべく、トレーニングに励んでいるようだ。
フロイド・メイウェザー・ジュニア
Rack$ King Koraun
ボクシングにそこまで詳しくない人でも「メイウェザー」という名前は聞いたことがあるのではないだろうか?アメリカのボクサーで、もちろん世界王者経験者。プロの戦績はmなんと50戦50勝・・・1度も負けていないボクサー。現在は引退しているが、何度か復帰したこともあり、もしかしたら電撃復帰、という可能性もあるかもしれない。
そんなメイウェザーの入場曲の一つが、この曲なのだが、このアーティスト、実はメイウェザーの息子なのである。