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Genre Radio

特集 – スクラッチサウンド特集

特集 – スクラッチサウンド特集


<特集 – スクラッチサウンド特集>
レコードを手で前後に回転することで、レコード針がレコードを擦り、独特のを音を出す。ヒップホップで生まれたサンプリングと、スクラッチというテクニックによって、DJが扱うレコードが、より一つの「楽器」のような存在になっていったかもしれない。そんなスクラッチサウンドを特集。

icon-angle-double-rightジャム・マスター・ジェイ

icon-youtube-playPETER PIPERicon-musicRUN D.M.C.

「WALK THIS WAY」に代表されるように、ラップとロックを融合したサウンドを作り出した代表的なアーティスト。その「WALK THIS WAY」が収録された1986年のアルバム「RAISING HELL」の1曲目を飾るのがこの曲。シンプルなリズムトラックにラップが乗る楽曲だが、所々にDJのジャム・マスター・ジェイによるスクラッチが、アクセントを加えている。アルバムの1曲目、ということもあり、メンバー3人の自己紹介的な楽曲でもあったのだろうか。
なお、ジャム・マスター・ジェイは2002年に銃撃によってこの世を去った。

icon-angle-double-rightDJ JAZZY JEFF

icon-youtube-playA TOUCH OF JAZZicon-musicDJ JAZZY JEFF & FRESH PRINCE

DJ JAZZY JEFFと、今ではウィル・スミス、と言った方が理解されやすい、FRESH PRINCEによるユニットが、DJ JAZZY JEFF & FRESH PRINCE。彼らが1987年にリリースしたアルバム「ROCK THE HOUSE」NI収録されたこの曲は、フレッシュ・プリンスのラップはなく、DJ JAZZY JEFF、によるDJパフォーマンスのような楽曲となっている。ボブ・ジェームスやマーヴィン・ゲイ、グローヴァー・ワシントン・ジュニアなどの楽曲をスクラッチしながら繋いでいっている。

icon-angle-double-right大ネタ

icon-youtube-playMO MONEY MO PROBLEMS feat.PUFF DADDY & MASEicon-musicNOTORIOUS B.I.G.

ダイアナ・ロスの「I’M COMING OUT」を大胆にサンプリングした、ノトーリアスB.I.G.の1997年のヒット曲。ネタが大ネタだけに、どうしてもそっちに耳が行ってしまいがちだが、地味にスクラッチも楽曲の全編にアクセントとして入っている。スクラッチをパーカッションのように使っている感じだろうか。

icon-angle-double-rightこちらも大ネタ

icon-youtube-playCAN I KICK ITicon-musicA TRIBE CALLED QUEST

こちらも大ネタ使いの1曲。ルー・リードの「WALK ON THE WILD SIDE」をサンプリングしている。楽曲の冒頭から、これでもかと言わんばかりにスクラッチが入れられている。大ネタだけに、その印象を変えようとしたのだろうか。この曲は、ぜひヘッドホンで聞いていただきたい。スクラッチ音が左右両方から攻めてくるので、スクラッチを堪能できる。なお、この曲の印税は、契約上、ルー・リードが全額持っていったらしい。

icon-angle-double-rightビッグ・ビート

icon-youtube-playWEAPON OF CHOICEicon-musicFATBOY SLIM

やはりスクラッチというとヒップホップの印象が強いが、DJとして数々のパーティで回してきているファットボーイ・スリムは、ビッグビート、クラブ系に入れられるのだろうが、その楽曲はかなりヒップホップ寄りだ。2001年にリリースされたこの曲は、カット&ペーストされたイントロから始まり、スクラッチ音を楽曲全体に並べて、パーカッシブに使っている。もちろん所々でちゃんとスクラッチもしているのだが、全てが自然に1つの楽曲として構成されている。なお、この曲の4K版MVが公開されているが、そちらの方がよりスクラッチ音などが楽しめる。