<特集 – 新旧アーティストコラボ>
同じ時代で輝くアーティスト同士のコラボレーションは、頻繁に行われているが、そんな中で、新旧のアーティストも行われている。今回はそんな新旧アーティストによるコラボ楽曲をご紹介。
エルトン&リナ
CHOSEN FAMILY feat.ELTON JOHN RINA SAWAYAMA
新潟県出身のシンガーソングライター、リナ・サワヤマは、現在イギリスを拠点に活動しているアーティストで、ブリット・アワードの「ライジング・スター賞」にノミネートされるなど、注目を集めている。そんな彼女がコラボしたのは、イギリスのレジェンド、エルトン・ジョン。エルトン自身も、リナ・サワヤマをお気に入りのアーティストとして名前を挙げていた。コラボした楽曲は、LGBTQ+コミュニティに向けたメッセージが込められており、東京2020オリンピックの閉会式でも使用された1曲。
トニー&ガガ
I GET OUT KICK OF YOU TONNY BENNETT & LADY GAGA
トニー・ベネットは現在95歳。アメリカのポピュラーミュージックの生き字引的な存在だ。以前もレディー・ガガとコラボアルバムを出したが、今回、7年ぶりにタッグを組んだ。トニー・ベネットからのラブコールに対して、レディー・ガガは即答でYESだったとか。「彼と歌えるのは光栄なこと」と語っている。そんな2人の新曲が、「I GET A KICK OF YOU」。
ポール&クルアンビン
PRETTY BOYS feat.KHRUANGBIN PAUL MCCARTNEY
2020年にリリースされたアルバム「マッカートニーⅢ」は、1970年の、彼自身の名前を冠したソロ・アルバム「マッカートニー」のリリースから50年という節目にリリースされたアルバムで、注目を集めた。
このアルバムを、色々なアーティストがリミックス、コラボで再構築したのが、「マッカートニーⅢイマジンド」というアルバム。この作品にはアンダーソン・パーク、フィービー・ブリジャーズなどが参加しているが、中でも、アメリカのバンド、クルアンビンとのコラボで生まれ変わったこの曲は、もろ、クルアンビンのテイストに染まっている。
マネスキン&イギー
I WANNA BE YOUR SLAVE with IGGY POP MANESKIN
平均年齢20歳、イタリアのバンド、マネスキンは、今年、ヨーロッパ最大の音楽祭として知られる「ユーロヴィジョン・ソング・コンテスト」で見事優勝。注目度が一気に上がったバンドだ。そんな彼らがコラボしているのは、パンク界のゴッド・ファーザーとも呼ばれる、イギー・ポップ。ストゥージズや、デヴィッド・ボウイとのコラボなど、時代にその名を刻んできたレジェンドは、アートワークで安定の上半身裸の姿を披露している。レジェンドの洗礼を受けたマネスキンの今後の活躍にも期待が持てる。
オリー&カイリー
STARSTRUCK with KYLIE MINOGUE YEARS & YEARS
オリー・アレクサンダーによるソロプロジェクト、YEARS & YEARS。彼の新曲「STARSTRUCK」は、かつてのディスコクイーンをフィーチャーした別バージョンもリリースされた。オーストラリアが産んだ歌姫、カイリー・ミノーグだ。オリーは1990年生まれなので、カイリーがブレイクした88年ごろはまだ生まれていなかった。もともとディスコテックな楽曲だっただけに、カイリーの歌声は見事にハマっている。