(情報提供: WARNER MUSIC JAPAN )
全世界が認める伝説のギタリストにして、常に更なる高みを見据えて活動を続ける孤高のアーティスト、ジェフ・ベック(Jeff Beck)。これまでにも音楽史における偉大なコラボレーションを数多く実現させてきた彼は、4月17日にジョニー・デップ(Johnny Deep)との奇跡ともいえる豪華コラボレーションによるジョン・レノンの名曲「孤独」のカヴァー・ヴァージョンを発表したばかりだが、その楽曲のビデオ・クリップが、ジェフ・ベックのオフィシャルYouTubeチャンネルでプレミア公開された。このビデオ・クリップは、昨年9月に開催されたエリック・クラプトンが主催するクロスローズ・ギター・フェスティヴァルに二人が出演した際のライヴ・パフォーマンス映像をフィーチャーした、興奮の内容となっている。
「孤独」 ビデオ・クリップ
先月公開されたこの「孤独」は、ローリング・ストーン誌から「あまりに魅惑的だ」と称賛を受けており、「ジェフ・ベックのギターは素早いピッキングと堂々たる存在感を持つギターを聴かせ、ジョニー・デップも迫力あるヴォーカル・パフォーマンスでそれに応えている」と評されている。この楽曲でジェフ・ベックとジョニー・デップを支えるのが、ベックの長年のコラボレイターであるドラマーのヴィニー・カリウタと、ベーシストのロンダ・スミスだ。
ジェフ・ベックはこうコメントしている。
「ジョニーと俺はここのところしばらく一緒に音楽を作ってきたんだけど、この曲は昨年一緒にスタジオに入ってレコーディングした時にできた音源なんだ。こんなに早いタイミングでこの曲をリリースするとは思っていなかったんだけど、現在のこのハードな状況や、このチャレンジングな時期に本当の「孤独=Isolation」を感じている人たちのことを考え、今こそこの曲を皆に届ける時だ、と感じたのさ。ジョニーと俺が作り上げた音楽は他にもあって、他の曲もまもなく皆に届けようと思っているけど、その時まで、ジョン・レノンの偉大な楽曲を俺たちなりにアレンジしたこの曲を聴いて、ちょっとでも心を休めて、連帯感を感じてもらえたらいいな、と思っている」
ジョニー・デップもこう付け加える。
「ジェフ・ベックと俺はこの「孤独」を去年レコーディングしたんだ。美しいジョン・レノンの曲を俺たちなりに料理してね。この曲にある“We’re afraid of everyone. Afraid of the Sun!(僕達は皆を恐れている、太陽さえも恐れている!)”というジョンの歌詞は、今のこの状況において非常に意味深い言葉だ、とジェフと俺は感じたのさ。この曲は孤独についての歌であり、恐怖や俺達の世界への現存する危機ついて歌っている。だからこそ、俺達はこの曲を皆に届けたいと思ったのさ、今この瞬間を意味あるものに感じたり、ともにこの孤独な状況を耐えながら時を過ごしていく何かの助けになれば嬉しいよ」
ジェフ・ベックは最も才能あふれる特筆すべきギタリストとして世界中で知られ、ロックやブルース、ジャズ・シーンの名だたるアーティスト達と共演する、伝説の存在だ。50年以上にも及ぶその名高いキャリアを通して、彼は実に8回ものグラミー賞を受賞し、Rolling Stone誌からは「世代を超えた偉大なるギタリスト100人」の一人に選ばれ、ヤードバーズのメンバーとして、そしてソロ・アーティストとして、2度のロックの殿堂入りを果たしている。2016年夏には、ギターの巨匠でもある彼の50年もの音楽的キャリアを祝し、ハリウッド・ボウルでの壮大なコンサートを開催した。
ジョニー・デップも、今まで数多くの音楽活動を行っている。アリス・クーパーやジョー・ペリーらと共に結成したスーパーグループ、ハリウッド・ヴァンパイアーズとしての活動に加え、他にもオアシスやマリリン・マンソン、ストーン・テンプル・パイロッツといった様々なアーティスト達ともコラボレートを行い、その強烈な印象をシーンに与え続けている存在だ。
◆ シングル情報
ジェフ・ベック&ジョニー・デップ
「孤独」