2017年上半期ラジオヒッツプレイリスト!

Yasushi Tokairin Column Vol.1

2017年7月4日

みなさま初めまして。今回からコラムを担当させてもらうことになりました、ラジオディレクターの東海林靖です。

どんな切り口にしようかと考えましたが、仕事柄もあり、架空のFM局、「LUCKY ROUNGE RADIO CLUB」が提案するプレイリストや情報、そんなイメージで進めていこうかと思いますので、どうぞ宜しくお願いします。

東海林靖

都内FM局を中心に番組を担当するラジオディレクター。架空のラジオ放送局「LUCKY ROUNGE RADIO CLUB」をイメージに、プレイリストと情報を発信していきます。
（週1回更新予定）

ということで初回となる今回のテーマは、「2017年上半期ラジオヒッツプレイリスト」。気がつけば2017年も下半期。ということで今年上半期ラジオからよく流れていた曲そんなイメージのプレイリストを作成してみました。

ON HOLD：THE XX

4年半の歳月を経てついにリリースされた、ニューアルバム「I See You」からの１曲にして、期待のはるか斜め上を超えてきた、2017年最初のアンセム。今年の苗場でこの曲がどう響くのか、今から待ちきれません。

CLOUD9：JAMIROQUAI

今のシーンにジャミロクワイがいないのが不思議でならないのに、気がつけば7年ぶりとなったニューアルバム「AUTOMATON」からの1曲。5年ぶりの来日がまさかの腰痛によるキャンセルで、まさかの「ジャミロコナイ」状態でしたが、早いタイミングでの再来日発表と嬉しいニュースも届きましたね。

STILL FEEL LIKE A MAN：JOHN MAYER

多くのアーティストが、ダンスミュージック的なフォーマットに移行する中、自らのスタイルを変えることなく、かつ期待を裏切らない作品をリリースした、さすがのジョンメイヤーのニューアルバム「Still Feel Like Your Man」からの1曲。ソロ、ジョンメイヤートリオ、そしてバンドセットという、夢のようなワールドツアーに、日本が入っていないのはなぜだ！

Show You The Way(feat.Michael McDonald & Kenny Loggins)：THUNDER CAT

現代西海岸シーンの最重要人物の一人がリリースした、傑作アルバム「DRUNK」からの最高にメロウな1曲。フィーチャリングがまさかのマイケルマクドナルドとケニーロギンスという、全AORオジサンとシティポップキッズが涙しかないチョイスなのがもう最高。あと個人的には彼が元スーサイダルテンデンシーズなのも最高＆最高。

You’re In Love With a Psycho：KASABIAN

2014年にリリースされた前作『48:13』から3年振り、通算6枚目となるスタジオアルバム「For Crying Out Loud」からの1曲。アルバムはバンドサウンドがダンス志向になるギターサウンド受難の時代の中、バンドサイドからの回答とも取れるべきプライドを感じる最高の1枚です。

I’m the One(feat. Justin Bieber, Quavo, Chance the Rapper & Lil Wayne)：DJ Khaled

今年上半期最後にドロップされたDJKhaledのアルバム、「Grateful」からの、フィーチャリングアーティストがとにかく豪華な1曲。特盛全部のせ幕の内弁当状態のこのアルバムを聞いておけば、現代ポップミュージックシーンの「今」が分かるのではないでしょうか？ちなみに最近の曲はとにかくフィーチャリングが多くて曲紹介が大変、というのはラジオディレクターにしかない悩みだとかそうじゃないとか。

Feels feat. Pharrell Williams,Katy Perry & Big Sean：Calvin Harris

DJ Khaledのリリースから遅れること1週間、今年上半期最後の日に滑り込みでリリースされたCalvin Harrisのアルバム「FUNK WAV BOUNCES VOL.1」から、こちらもフィーチャリングアーティストが豪華すぎる1曲。DJ Khaledが幕の内弁当なら、このアルバムはさながら、現代ポップミュージックシーンの紅白歌合戦状態！現代ポップミュージックシーンの「今」はもちろん、その先10年が見えるマストリッスンな１枚になっています。