アルバム発売30周年を記念する「ヨシュア・トゥリー・ツアー 2017」が好評、10月まで追加公演が続くU2。
14枚目のスタジオ・アルバム『ソングス・オブ・エクスペリエンス』からのファースト・シングル、「ベスト・シング」(原題:You’re The Best Thing About Me)がリリースされた。
(情報提供:UNIVERSAL MUSIC JAPAN)
シングルのジャケットには、『ヨシュア・トゥリー』(1987)のアルバム・ジャケットの写真など、長きに亘ってU2を撮り続けているフォトグラファーのアントン・コービンが撮影した、ジ・エッジ(ギター)の娘ショーン・エヴァンスの写真が使用されている。
U2は先週ファンへのサプライズ・ギフトとして、ニュー・アルバムに収録される別の新曲、「ザ・ブラックアウト」(The Blackout)のライヴ・ビデオを公開。そして今週シングル・リリースが続いた。
『ソングス・オブ・エクスペリエンス』は2014年にリリースされた前作、『ソングス・オブ・イノセンス』と対になるアルバム。2作のタイトルは18世紀のイギリスの詩人ウィリアム・ブレイクの詩集、“Songs of Innocence and Experience”(『無垢と経験の歌』)からインスピレーションを得ている。
『ソングス・オブ・イノセンス』が1970年代後期~1980年代初期のU2が受けた影響や経験についての作品であるのに対し、ニュー・アルバム『ソングス・オブ・エクスペリエンス』はボノ(ヴォーカル)の心に近い場所や、家族、友人、ファン、自分自身といった親しい人たちに宛てた手紙の形をとった曲が集められているという。
また、9月20日には、U2の全オリジナル・アルバムの世界初となる紙ジャケット&SHM-CDシリーズが、日本のみで発売される。
多くの洋楽アーティストの名盤が紙ジャケットでリリースされているが、U2はこれまで一度もその機会がなかったため、英国およびEUオリジナル・アナログをもとにした紙ジャケットは日本のロック・ファンにとっては、まさに待望のリリースといえる。
そして、来たるニュー・アルバムに向けてU2のキャリアをおさらいする機会にもなるだろう。