大復活したPOPの魔術師ジェフ・リン率いるジェフ・リンズELO。2015年『アローン・イン・ザ・ユニバース』以来4年ぶりとなる、待望のニュー・アルバム『フロム・アウト・オブ・ノーウェア』が2019年11月1日に緊急発売決定。ファースト・シングルであるタイトル曲「フロム・アウト・オブ・ノーウェア」に続いて、新作からの第2弾「タイム・オブ・アワー・ライフ」の音源が公開となった。
(情報提供: SONY MUSIC JAPAN INTERNATIONAL)
Jeff Lynne’s ELO – Time Of Our Life (Official Audio)
この曲は前作『アローン・イン・ザ・ユニバース』発表後行われた大復活ツアーのハイライト、2017年6月24日のウェンブリー・スタジアム公演のことを歌ったもの。今回公開された映像もウェンブリー・スタジアム公演の模様を大フィーチャーしている。ELOの名曲「テレフォン・ライン」が演奏された時の模様も歌の中に登場する。
“ウェンブリー全体が一緒に歌ってるんだ。どんな歌でもね。
「テレフォン・ライン」を始めたとき、60,000台の携帯電話が夜の闇の中で輝いていた。
あぁ、なんて夜だったんだろう。最高の時間を過ごしたよ。・・・“
この曲について最新インタビューでジェフ・リンはこう語っている。
「そう、この曲はウェンブリーでやった信じられない夜のことを歌にしたんだ。マジカルな体験だったね。マネージャーから最初にウェンブリーでライヴをやらないかって話を聞かされたのがグラストンベリー・フェスティバルに出演した時だった。チケットが発売になって、当日になって、ガラガラだったらどうしよう?という不安もあったけど、行ってみると満席だった。実際の来場者は6万人だと聞いた。ステージの設営の関係上、席数を減らさなきゃいけなくてね。その日のライヴは撮影したんだけど、その映像を見るととにかく素晴らしいんだ。お客さんのお陰でね。それこそ10歳から60代まであらゆる世代の人たちが一緒になって踊って、楽しそうに笑っている様子を見るのは驚きとともに感動的でもあった。カメラマンが気を利かせて、一組のカップルにズームインするんだけど、嬉しそうに曲を一緒に歌う二人の顔の表情が実にいいんだ。お互いを見ながら笑顔で、最後はキスをする。なんて素敵なんだろうと思った。そういう場面が何度かあってね。本当に感無量だったよ」
アルバム『フロム・アウト・オブ・ノーウェア』は11月1日全世界同時発売。日本盤のみ高品質Blu-spec CD2でのリリース。輸入盤でエンボス仕様のデラックス版CDとアナログLPがリリースとなる。アナログLPは3種類発売、デラックス版は3Dレンティキュラー仕様となっており、180gゴールド・カラー・ヴァイナルで限定発売。またブルー・カラー・ヴァイナルと通常ブラック・ヴァイナルも発売。
◆ 3Dレンティキュラーの感じはこちらで公開されている
2 weeks until #FromOutOfNowhere is available everywhere. Vinyl includes lenticular cover as seen here! Pre-order: https://t.co/uQhiQlbrgi pic.twitter.com/wAmkqHPDRM
— Jeff Lynne's ELO (@JeffLynnesELO) October 19, 2019
アルバム収録曲は前作『アローン・イン・ザ・ユニヴァース』にも増して1970年代の黄金期、『オーロラの救世主』『アウト・オブ・ザ・ブルー』『ディスカバリー』時代を彷彿させるような、70年代ELOのテイストを前面に出した仕上がりになっている。一聴してわかるジェフ・リン節メロディ満載のタイトルトラック「フロム・アウト・オブ・ノーウェア」やもはや名曲の佇まいを持つ甘く切ない「ルージング・ユー」、ELOの名曲を思い起こす「ヘルプ・ユアセルフ」、ELO時代からの盟友であるピアニスト、リチャード・タンディーのソロをフィーチャーした煌びやかな「ダウン・ケイム・ザ・レイン」、激しいロック・ナンバー「ワン・モア・タイム」、そして甘美なクロージング曲「ソングバード」まで全10曲、不変のELOサウンドがフィーチャーされている。
2015年『アローン・イン・ザ・ユニバース』発表後30年振りのワールドツアー敢行。英国/ヨーロッパ/北米を周り、ニューヨークのラジオ・シティ・ミュージック・ホールでの2DAYS、ロンドンのO2 アリーナでの8DAYS、2016年のグラストンベリー・フェスティヴァルでのヘッドライナー公演、壮観な花火を擁したハリウッド・ボウルでの3DAYS、そして2017年6月に6万人近くのファンを迎えて行われたウェンブリー・スタジアム公演などなど、名だたる会場での豪華絢爛、大仕掛けのライヴはソールド・アウトが続出、ウェンブリー公演はライヴ作品『ウェンブリー・オア・バスト』としても商品化された。2018年には再び大規模な全米アリーナ・ツアー、今年(2019年)の夏には20公演にわたって北米ツアーが行われた。大規模動員ツアーとともに、2017年ロックの殿堂入り、ソングライターの殿堂入りを果たすなど、完全なる大復活を果たした。
新作にはELOを支えたミュージシャンで、ジェフと最も付き合いの長いリチャード・タンディがゲスト参加。その他ジェフ・リンがギター、ベース、ピアノ、ドラムス、キーボード、ビブラフォンなどほぼすべての楽器を演奏、ロサンゼルスの自宅にあるバンガロー・パレス・スタジオでレコーディングされている。メロディが優れた作品は時代を超えても残ることを自ら証明して見せた、ジェフのアイデアが詰まった新作『フロム・アウト・オブ・ノーウェア』はタイトル曲「フロム・アウト・オブ・ノーウェア」が象徴するように、70年代中期のELOの匂いを強烈に放つ黄金期のELOに通じるような作品だ。
◆ リリース情報
ジェフ・リンズELO 『フロム・アウト・オブ・ノーウェア』
JEFF LYNNE’S ELO 『From Out Of Nowhere』
● 発売日:2019年11月1日(金)予定
● 品番:SICP-31312
● 価格:\2500+税
● 日本盤のみ高品質Blu-spec CD2/解説・歌詞・対訳付
【トラックリスト】
01. From Out Of Nowhere フロム・アウト・オブ・ノーウェア
02. Help Yourself ヘルプ・ユアセルフ
03. All My Love オール・マイ・ラヴ
04. Down Came The Rain ダウン・ケイム・ザ・レイン
05. Losing You ルージング・ユー
06. One More Time ワン・モア・タイム
07. Sci-Fi Woman Sci-Fiウーマン
08. Goin’ Out On Me ゴーイン・アウト・オン・ミー
09. Time Of Our Life タイム・オブ・アワー・ライフ
10. Songbird ソングバード