不動のラップ・ゴッド、エミネム(EMINEM)が1月17日にリリースした最新アルバム『Music To Be Murdered By』が2/1付の全米アルバム・チャート(Billboard 200)で初登場1位となることが確定し、10作連続で初登場1位という前人未踏の新記録を達成したことが分かった。
(情報提供:UNIVERSAL MUSIC JAPAN)
(Photo: Danny Clinch)
2018年8月に同じくサプライズ・リリースとして発表した『Kamikaze』以来、1年半ぶり通算11作目の本作『Music To Be Murdered By』は、20世紀を代表する映画監督アルフレッド・ヒッチコックが作曲家ジェフ・アレクサンダーと共に1958年に発売した同タイトルのアルバム『Music to be Murdered By』にインスパイアされた作品で、昨年12月に21歳の若さでこの世を去ったジュース・ワールドと共演したシングル「Godzilla」も大ヒットしている注目作。発売が待たれていた日本盤アルバムCDは3月4日に発売が決定した。尚、世界的にフィジカル・アルバムとデジタル・アルバムのジャケット写真は微妙に違っているのも話題だ。
『Music To Be Murdered By』リリース初週の全米セールスは、279,000ユニットを記録。そのうちフィジカル(CD&LP)は117,000ユニット、ダウンロードが8,000ユニット、ストリーミング換算が154,000という内訳だ。154,000ユニットという数字はストリーミング回数に換算すると約2億1千700万回となるが、この数字は昨年9月にリリースされ、2019年の初週ストリーミング回数最高記録を保持しているポスト・マローン『Hollywood’s Bleeding』の約2億2千万回に匹敵する高い数字となっている。
また今回の全米No.1獲得によって、エミネムは10作連続全米アルバム・チャート初登場1位という記録を達成した。カニエ・ウェストが昨年12月にリリースした最新作『JESUS IS KING』で9作連続全米初登場1位を記録し、エミネムと並んでいたが、今回エミネムが初登場1位となったことで単独で記録を塗り替える快挙を達成。10作以上の全米No.1というのも、ザ・ビートルズ(19作)、ジェイ・Z(14作)、ブルース・スプリングスティーン(11作)、バーブラ・ストライザント(11作)に次いで、エルヴィス・プレスリー(10作)と並び、史上6人しか達成していない大記録。今やベテランの域に達したエミネムであるが、“孤高のラップ・ゴッド”としてどこまで記録を伸ばすのか注目が集まる。
◆ 作品情報
Eminem
『Music To Be Murdered By』
● デジタル:配信中
● CD:2020年3月4日リリース
● UICS-1360/税抜:2,500円(税込:2,750円)
<トラックリスト>
01. Premonition (Intro)
02. Unaccommodating feat. Young M.A
03. You Gon’ Learn feat. Royce Da 5’9” & White Gold
04. Alfred (Interlude)
05. Those Kinda Nights feat. Ed Sheeran
06. In Too Deep
07. Godzilla feat. Juice WRLD
08. Darkness
09. Leaving Heaven feat. Skylar Grey
10. Yah Yah feat. Royce Da 5’9”, Black Thought, Q-Tip & Denaun
11. Stepdad (Intro)
12. Stepdad
13. Marsh
14. Never Love Again
15. Little Engine
16. Lock It Up feat. Anderson .Paak
17. Farewell
18. No Regrets feat. Don Toliver
19. I Will feat. KXNG Crooked, Royce Da 5’9” & Joell Ortiz
20. Alfred (Outro)