(情報提供: UNIVERSAL MUSIC JAPAN)
7度のグラミー賞受賞歴を持つベック(BECK)が、2019年11月に発売したアルバム『ハイパースペース』に未発表曲やリミックス、スタジオ・ライヴ音源などを新たに追加した2020年の新装版『ハイパースペース (2020)』を日本限定でCD化し、12月4日(金)に発売することが決定した。
本作は、『ハイパースペース (2020)』に6曲のボーナス・トラックを追加し、7インチ紙ジャケット仕様で『ハイパースペース(2020)デラックス・エディション』として発売される。オリジナルの11曲のうち4曲に新たなミックスを施し、未発表曲「ダーク・プレイシズ(サウンドスケープ)」、ビッグスターのクリス・ベルによるソロ曲をカバーした「アイ・アム・ザ・コスモス(42420)」、さらにはアマゾン・ミュージックのエクスクルーシヴ源として配信された『ペイズリー・パーク・セッションズ EP』などを含む全18曲を収録。ペイズリー・パークとは、言わずと知れたプリンスの自宅兼レコーディング・スタジオで、彼の死後、スタジオ側からベックが招待を受けて実現したスタジオ・ライヴ音源となっている。
『ハイパースペース』は「ここではない、どこか」へのエスケーピズムをテーマに、幻想的なサウンドとともに、現世における不安からの逃避とそれを受け入れる術を提示した作品。リリースから1年、新型コロナウイルスのパンデミックにより世界情勢は激変し、人々の逃避願望が高まる日々。まるで未来を見通して制作したアルバムかのようで、ベックが卓越した先見性を持つアーティストであることを証明した作品であるとも言えるだろう。
また、新装版リリースの背景には、2020年8月にベックがNASAジェット推進研究所(JPL)とのコラボにより『ハイパースペース』のヴィジュアル・アルバム『The Hyperspace: A.I. Exploration』を完成させたことがあった。NASAの保有する膨大な太陽系惑星のデータを使ってAIが独自のビジョンを作成。神秘的なヴィジュアルとともに『ハイパースペース』を堪能することでベックの目指す視覚・聴覚を通じてのエスケープが体感できるのではないだろうか。
◆ リリース情報
ベック
『ハイパースペース(2020)デラックス・エディション』
● 発売日:国内盤CD 2020年12月4日発売
● 品番:UICC-90013
● 価格:3,300円+税
* 全18曲(ボーナス・トラック6曲追加収録)
* 歌詞対訳、解説付き
* 7インチ紙ジャケット仕様
<トラックリスト>
01. Hyperlife / ハイパーライフ
02. Uneventful Days / アンイヴェントフル・デイズ
03. Saw Lightning / ソウ・ライトニング
04. Die Waiting (2020) / ダイ・ウェイティング (2020)
05. Chemical / ケミカル
06. See Through (2020) / シー・スルー (2020)
07. Hyperspace (2020) / ハイパースペース (2020)
08. Stratosphere / ストラトスフィア
09. Dark Places / ダーク・プレイシズ
10. Star (2020) / スター (2020)
11. Everlasting Nothing / エヴァーラスティング・ナッシング
12. Dark Places (Soundscape) / ダーク・プレイシズ(サウンドスケープ)+
13. I Am The Cosmos (42420) / アイ・アム・ザ・コスモス(42420)+
14. Uneventful Days (St. Vincent Remix) / アンイヴェントフル・デイズ(セイント・ヴィンセント・リミックス)+
15. Saw Lighting (Freestyle) / ソウ・ライトニング(フリースタイル)*
16. Where It’s At / ホエア・イッツ・アット +
17. Up All night / アップ・オール・ナイト +
18. The Paisley Experience / ザ・ペイズリー・エクスペリエンス +
+『ハイパースペース(2020)デラックス・エディション』ボーナス・トラック
*『ハイパースペース』日本発売時ボーナス・トラック
トラック16~18: 『Paisley Park Sessions / ペイズリー・パーク・セッションズ』EP