(情報提供: SONY MUSIC JAPAN INTERNATIONAL )
エド・シーラン、サム・スミス、チャンス・ザ・ラッパーなど、今、シーンのトップ・アーティスト達がその歌声に列をなす、稀代の才能イエバ(Yebba)が、待望のデビューアルバムよりマーク・ロンソンをプロデューサーに迎えた新曲「ディスタンス」をリリースした。
2019年のグラミー賞では、PJモートンとの共演による「ハウ・ディープ・イズ・ユア・ラブ」での圧巻のパフォーマンスが評価されデビュー前にして初となるグラミー賞「Best Traditional R&B Performance」を獲得するなど、並々ならぬ注目を集めるイエバ。 若干25歳のシンガーソングライター/アレンジャーは、幼いころからゴスペルに慣れ親しみ、故郷のアーカンソー州・ウェストメンフィスでゴスペル合唱隊のアレンジやディレクションを担当するなど多彩な才能を育んだ。
2016年にNYで開催されたSoFar Soundsという音楽イベントで披露した、自作曲「マイ・マインド」の圧倒的パフォーマンスの映像(2020年5月時点で1,000万回再生)をきっかけに、本格的に音楽業界内から注目を集め始める。
しかしその演奏から3週間後、彼女の人生にとって転機となる出来事が起こってしまう。アーカンソーの実家で母親が自殺しているのを発見した彼女は、絶望の淵に立たされ、名前をAbbeyからYebba(本名を逆につづったもので、母親に授かったニックネーム)へと変え、本格的にソングライティングを開始。溜まっていた感情を、ジャズ・バーでミュージシャンとセッションすることで発散、音楽的にも精神的にも成長したという。その後、彼女にとって初めてのリリースとなる「エヴァ―グリーン」を発表。即座に熱狂的な支持を集め、その後次々と大物アーティストとのコラボレーションやサポートに引っ張りだことなった。
チャンス・ザ・ラッパーは2016年、米人気番組「サタデー・ナイト・ライブ」出演時に、いち早く自身の人気曲「セイム・ドラッグス」のバッキング・ヴォーカルに彼女をフィーチャー。番組中は勿論、SNSを通じて出演後もその歌声を絶賛した。その後ア・トライブ・コールド・クエストや、サム・スミス、そして昨年はエド・シーランの「ベスト・パート・オブ・ミー」にもフィーチャリングアーティストとして参加。ロバート・グラスパーの最新アルバムのタイトルトラックでもその歌声を響かせている。
そんなイエバ、待望のデビューアルバムはアデルやエイミー・ワインハウス、レディ・ガガなどのプロデュースで名をはせ、ここ日本でも2年連続で星野源とのダブル・ヘッドライナー公演を開催したことも記憶に新しい、グラミー授賞プロデューサー=マーク・ロンソンがプロデュースを務めている。昨年のマーク・ロンソンの最新アルバム「レイト・ナイト・フィーリングス」でも、3曲の楽曲に参加するなど互いに絶大な信頼を寄せあっている。
デビューアルバムに先駆け、満を持してリリースされた「ディスタンス」は上述の通り、アルバムのプロデューサーを務めるマーク・ロンソンと共に彼女が書き下ろした楽曲で、ザ・ルーツとピノ・パラディーノを迎えてNYのElectric Lady Studioで録音された一曲。
楽曲に関して彼女は、「感情的、肉体的、そして精神的にも、二人はいろいろと試行錯誤したんだけど、、でも最終的には“距離(ディスタンス)”をとる以外の方法がないと気づいたの。二人が喧嘩をはじめてしまう、その前に、サヨナラと書き残してきたわ」というエピソードを披露し、自身の恋愛関係が終わりを迎えるその瞬間の感情に着想を得たと語っている。
「あの時の関係(距離感)に戻りたい」と歌う、この曲はハスキーボイスで歌うイエバの歌声と相まって、大切な人との別れの気配を切り取った名曲になっている。
多くのアーティストやメディアから称賛の声を集める彼女の最新作の素晴らしい完成度に、近日正式[NA1] アナウンスされるであろうデビューアルバムへ大きな期待が膨らむ。
◆ シングル情報
Yebba | イエバ
「Distance | ディスタンス」