(情報提供: WARNER MUSIC JAPAN)
結成から28年に渡ってロックシーンを牽引してきた、オルタナティヴ・ロック・バンド、ウィーザー(WEEZER)。SUMMER SONIC 2019でライブバンドとしての成熟ぶりを見せつけた彼らが、新曲「ヒーロー / Hero」をリリースした。
Weezer – Hero (Official Video)
昨年オルタナ・ラジオ・チャートでTOP5にランクインし、ヒットを果たした「エンド・オブ・ザ・ゲーム / The End of The Game」以来のリリースとなる同曲は、今月発売予定だったものの、予定が延期されたニュー・アルバム『ヴァン・ウィーザー / Van Weezer』からの先行シングル。今、第一線で働くプロフェッショナルへの敬意を込めた同曲のミュージック・ビデオも公開となった。
新型コロナウイルス、パンデミックの最前線で戦っている英雄たち、世界各国の医療従事者に敬意と感謝を示すため、米国のオンデマンド配達サービスPostmatesと手を組んだウィーザー。Postmates、そして最前線で働く看護師に食事を提供するRandom Actsと提携したボランティア組織、Feed Hero Nursesの提供で、ロサンゼルスのグッド・サマリタン病院で働く看護師たちへ、Uncle Paulie’s Deliから食事が届くプランもある。
ウィーザーは今回のリリースに関して、このようなコメントを投稿している。
「カートで緊急用品を運んでいる人々へ、英語を話さない人のために英語を翻訳してくれている人々へ、僕らは感謝します。
コンピューターを操作する人々へ、電話からの質問に悩みに答えたり、みんなをあちこちに案内してくれている人々へ、僕らは感謝します。
枕と毛布を寄付したり、お金を寄付してくれている人々へ、僕らは感謝します。
ちゃんとしたマスクもなく、一生懸命リスクを背負って立ち向かっている人々へ、僕らは感謝します。」
ウィーザーの14枚目のスタジオ・アルバム、『ヴァン・ウィーザー』はスージー・シン(パニック!アット・ザ・ディスコ、フォール・アウト・ボーイ)がプロデュースを手掛けた。今回のアルバムのインスピレーションは、それこそウィーザーに深く根付いているルーツ、メタルだ。意外と思う人も多いかもしれないが、彼らはルーツとしてメタルに深く影響を受けている。フロントマンのリヴァース・クモオはキッスの大ファン。ギターのブライアン・ベルはブラック・サバス、ベースのスコット・シュライナーはスレイヤーとメタリカを、そしてドラムのパトリック・ウィルソンはヴァン・ヘイレンとラッシュを崇拝しており、今年1月にリリースしたカバー・アルバム『Weezer (Teal Album)』ではブラック・サバスの「パラノイド」を披露しているほどだ。
『ヴァン・ウィーザー』は昨年リリースされた『ウィーザー(ザ・ブラック・アルバム)』、そして1億回をはるかに超えるストリーミング数を記録したカバー・アルバムの『ウィーザー(ザ・ティール・アルバム)』に次ぐ作品となる。
◆ リリース情報
ウィーザー / Weezer
ニュー・アルバム『ヴァン・ウィーザー / Van Weezer』
発売延期未定
◆ シングル情報
「ヒーロー / Hero」