オーロラ管弦楽団、デジタル・デビュー・アルバム6月12日にリリース

AURORA ORCHESTRA

2020年6月12日

（情報提供： UNIVERSAL MUSIC JAPAN）

世界で最もクリエイティヴなオーケストラと話題のオーロラ管弦楽団（Aurora Orchestra）のイエロー・レーベルへのデビュー・アルバム『ミュージック・オブ・スフィアーズ』（天球の音楽）を6月12日にリリース。アルバムに先駆けてポスト・クラシカルの最重要人物、マックス・リヒター作曲による委嘱新作『ジャーニー（CP1919）』が先行シングルとして配信された。

（Max Richter / Photo: Rhys Frampton）

近年、急激に存在感を増しているオーロラ管弦楽団は、並外れた音楽家により構成された卓越した室内オーケストラであり、非常に高いクオリティで感動的な演奏をするばかりでなく、先駆的で斬新な様々な手法で豊かな音楽体験を提供している世界で最もクリエイティヴなオーケストラ。

今回のアルバム『ミュージック・オブ・スフィアーズ』（天球の音楽）は、惑星の動きが、宇宙の調和（ハーモニー）を生み出すという古代ギリシャの数学的な概念に基づいている。このアルバムのために特別に委嘱されたマックス・リヒターの新作『ジャーニー（CP1919）』は、最初に発見されたパルサー「CP1919」に触発されて作曲された。（注：パルサーはパルス状の可視光線、電波、X線などを発生する天体で、超新星爆発後に残った中性子星と考えられている）この作品は、古代ギリシャの天文学者が惑星の軌道を説明するために使用した数学的な比率によって支配されたリズムを使用して、オーロラ管弦楽団が暗譜（楽譜を見ずに覚えて）で演奏することも取り入れて作曲されている。

オーロラ管弦楽団の首席指揮者ニコラス・コロンは次のように語っている。「2014年、オーロラ管弦楽団は初めて完全な暗譜で交響曲を演奏し、新たな旅に乗り出しました。私と演奏者たちにとってこの経験は忘れられないものでした。音楽と構造をさらに深く理解し、お互いや観客との新しいレヴェルのコミュニケーションを見つけることがでたのです。100回を超える暗譜による演奏を経て、今回、モーツァルトの最後の交響曲、第41番《ジュピター》の暗譜によるスタジオ録音を行えたことにとても興奮しています。モーツァルトが楽譜に書いた音楽を理解するために深く掘り下げ、印刷された楽譜から解放され、このような激しさと喜びに満ちたレコーディング・セッションは経験したことがありません。『ミュージック・オブ・スフィアーズ（天球の音楽）』は、この他の４つの非常に対照的な作品をまとめています。最初はマックス・リヒターへの委嘱による新作で、暗譜で演奏する私たちのために書かれました。また、フィンランドのヴァイオリニスト、ペッカ・クーシストはトーマス・アデスの驚異的なヴァイオリン協奏曲の理想的な共演者であり、この機知に富む傑作の全ての輝かしい側面を明らかにしたことも嬉しく思います。カウンターテナーのイェスティン・デイヴィスが、ジョン・ダウランドの美しいリュート歌曲でニコ・ミューリーの現代的なひねりを好演し、デヴィッド・ボウイの「火星の生活」で締めくくられます」

オーロラ管弦楽団は最近、オーケストラの最高の冒険をオンラインで紹介する新しいデジタル・シリーズ、オーロラ・プレイを開始した。このシリーズは、毎週日曜日の午後4時にYouTubeで放送される。オーロラの演奏アーカイヴのハイライトと、オーケストラ音楽で聴衆を楽しくクリエイティヴな方法で魅了するように設計され、新たに作成されたインタラクティヴ・コンテンツをフィーチャーしている。2016年BBCプロムスのモーツァルト《ジュピター》交響曲の演奏は、アルバム・リリースに続いて、6月14日（日）に放送される。
詳細はオーロラ管弦楽団のウェブサイトhttps://www.auroraorchestra.com/まで。

◆ リリース情報

先行シングル
「ジャーニー(CP1919)」

● 作曲：マックス・リヒター
● 演奏：オーロラ管弦楽団
●y 指揮：ニコラス・コロン

https://classic.lnk.to/AO_MOTSPR

アルバム（デジタルのみ）　6月12日リリース
『ミュージック・オブ・スフィアーズ』（天球の音楽）