(情報提供: SONY MUSIC JAPAN INTERNATIONAL)
フジロック・フェスティバル‘20が延期となり、今年のヘッドライナーでの登場が残念ながら幻になってしまったものの、7年ぶりとなるニュー・アルバム『ザ・ニュー・アブノーマル』の発売から三か月が経った尚、好調なセールスを続けているザ・ストロークス(The Strokes)。その最新アルバムに収録されている「オード・トゥ・ザ・メッツ」のミュージック・ビデオが公開された。
「オード・トゥ・ザ・メッツ」 ミュージック・ビデオ
これまでもザ・ストロークスのミュージック・ビデオをいくつも手掛け、最近ではThe 1975やザ・ウィークエンドとの仕事で知られるウォーレン・フーが監督を手掛けた本ミュージック・ビデオは、かつてアメリカで絶大な人気を誇ったドラマ・シリーズ『チアーズ(Cheers)』のオープニング映像について、ヴォーカルのジュリアン・カサブランカスと語り合っている時にフーが思いついたアイデアが元になっているという。先史時代の映像で幕を開け、廃墟と化した体育館、水の底に沈んだニューヨーク・シティ等、8つの異なる場面で構成されたアニメーション映像になっており、場面ごとにそれぞれ異なったアニメーション監督が手掛けている。さらにフーは、ニューヨーク・メッツのチームカラー(黒・オレンジ・青)を全編にわたりそれとなく散りばめたり、また本楽曲の“希望と約束”というテーマに沿うべく、隠しメッセージかのように「クラス・オブ・69」(メッツがワールド・シリーズでボルチモア・オリオールズに勝ち、優勝を果たした年)というバナーを登場させたり、ギターのニック・ヴァレンシの私物コレクションを背景に登場させるなど、遊び心に満ちた作品に仕上げている。「映像の中に人を登場させないことで、よりノスタルジックで、よりほろ苦い感情を呼び起こす」とフーは語っている。
また、ストロークス・ファンを公言する各界の著名人/関係者らより最新アルバムに対するコメントも到着した。以下コメント。
『The New Abnormal』を聴いて「ギターでこんな音が出せるんだ」って思った。また時代がストロークスに追いついた感じがするし、2020年の重要なアルバムになるんじゃないですかね。
川谷絵音
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同時期にデビューした自分は、時代とともにだいぶ変わってきたと思う。が、彼らは無意識な結論からスタートした異端児であり、ブレないサウンドの在り方を、7年ぶりに新たな形で証明してきた。一言、やっぱりかっこいい。
N. HOLLYWOOD 尾花大輔
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STROKES雑感雑記。
ニューフェイスのバンドがレコードを出す、という
記事と共に掲載されていた、グラビア写真イッパツで撃ち抜かれた。
リリース前で音もまだ聴いていないのに、佇まいだけで。
私の世代でいうと多感な頃は、メロディック・パンクだったりブリット・ポップが全盛だった。
なんていうか、その創成期はもう過去のもので、既に仕上がっているものの上澄みを
拾い上げているような感じだった。
しかし、彼らを目にした時、直感で「僕らのバンド」だ!と。
言い知れぬ胎動感を得た。
街角の心得ある若者たちが身に纏う服のサイズやコンバースの履き方も変わった。
あれから20年。
6枚目のアルバムを聴いた。
「お客さん、やっぱなんだかんだ言って、これが一番食いたいんでしょ?」
って問われているみたい。
「うん、そうそう、これこれ、大将!このフィーリングが食いたかったのよお」
と呼応する。
おかえり、待ってました!
youth records / 1994 庄司信也
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初来日ツアーの時はメンバーを乗せてバンを運転してました。
会場をアップグレードしたり、ホテルの裏動線を使ったり、そして何よりもオーディエンスの熱量。
時代の波に乗ったバンドの勢いを直に感じたことを強烈に覚えてます。
シーンを変えるというのはこういう事かと。ボロボロのコンバースもスタイリッシュに見えてカッコよかったなぁ。
ストロークスを聴くとバンドって、ロックってやっぱいいよなって思います。
久々に単独公演でも来日して欲しいですね。
平山善成 (Creativeman Productions)
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2010年から2018年までNYCで彼らの関係性を垣間見てきたので、再結成し(解散していたわけではないが)アルバムを無事に完成させ、全員で精力的にプロモーションしている姿を嬉しく思い、唯一無二のストロークスサウンドに、この春、癒され高揚し救われている。アルバムの内容も最高だが、リリースを延期せず我々に届けてくれたことに感謝したい。アメリカと日本が共にこの困難な時期を乗り越え、彼らと再会し無事にハグ出来る日が来ることを願っている。
See you 5 guys soon!
Ladies&Gentlemen NYC
KENTARO Hurricane HARADA
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2000年代に“ロックンロール・リバイバル”という一大ムーヴメントを巻き起こし、今もなおロック・シーンに多大な影響を与え続けているニューヨーク・シティが生んだロックンロール・ヒーロー<ザ・ストロークス>。7年ぶりに放つ通算6作目となる本作は、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、アデル、カニエ・ウエストらを手掛けた伝説のプロデューサー、リック・ルービンを迎え制作され、王道のストロークス・サウンドを継承しつつ、更なる進化を遂げた2020年代の幕開けに相応しいロックンロール・アルバムとなっている。
◆ 作品情報
ザ・ストロークス | The Strokes
『ザ・ニュー・アブノーマル』|The New Abnormal
● 品番: SICP-6321
● 価格: 2,400円+税
● 歌詞・対訳・解説付き
<トラックリスト>
01. The Adults Are Talking /ジ・アダルツ・アー・トーキング
02. Selfless /セルフレス
03. Brooklyn Bridge To Chorus /ブルックリン・ブリッジ・トゥ・コーラス
04. Bad Decisions /バッド・デシジョンズ
05. Eternal Summer /エターナル・サマー
06. At The Door /アット・ザ・ドア
07. Why Are Sundays So Depressing /ホワイ・アー・サンデイズ・ソー・ディプレッシング
08. Not The Same Anymore /ノット・ザ・セイム・エニモア
09. Ode To The Mets /オード・トゥ・ザ・メッツ