(情報提供: UNIVERSAL MUSIC JAPAN )
UKロックの重鎮 ポール・ウェラー(Paul Weller)の待望のニュー・アルバム『オン・サンセット(On Sunset)』がリリースされた。2年ぶり15枚目のソロ・アルバムで、キャリアをスタートしたザ・ジャムとその後のザ・スタイル・カウンシルが所属していた古巣レーベルのポリドール・レコード移籍第一弾となる。ソウル・アルバムであり、エレクトロニック・アルバムであり、オーケストラ・アルバムであり、心を揺さぶるバラードも実験的精神もある。初ソロ・アルバムから30年、変わらぬ音楽への情熱と探求心が生んだ、新たなモダン・クラシックだ。
(Photo: NICOLE NODLAND)
常に前向きな姿勢で最高の音楽を追求するポール・ウェラーであるが、年の功を重ねた今、歌詞では過去に触れている曲もある。アルバムのタイトル・トラック「オン・サンセット」では、40年前にザ・ジャムのフロントマンとして初めてアメリカを訪れた時のことを振り返りながら、ロサンゼルスで過ごすウェラーの姿が描かれている。
「当時、俺たちはサンセット・ストリップの近くに宿をとって、<ウィスキー・ア・ゴーゴー>や<レインボー>といった小さな会場でプレイしていたんだ。昨年LAに住んでいる長男を訪ねたんだけど、サンセット・マーキス・ホテルの建物を見たら、たくさんの思い出が蘇ってきたよ。まるで昔の恋人を久しぶりに訪ねたような気持ちになった。 40年前の話だけど、まだ先週のことのように思える。」
先日公開された「オン・サンセット」のミュージック・ビデオは、新型コロナウイルスの影響によるロックダウンの前にLAで撮影された。
「オン・サンセット」 ミュージック・ビデオ
前作『トゥルー・ミーニングス』(2018)の完成後ほどなくして制作を開始した本作。ポール・ウェラーは大部分で多種多彩な楽器を担当し、彼のレギュラー・バンドのベン・ゴードリエ(ドラム/パーカッション)、アンディ・クロフツ(ベース)、スティーヴ・クラドック(ギター)や、元ザ・ストライプスのジョシュ・マクローリー(ギター)、ザ・スタイル・カウンシル時代の同僚ミック・タルボット(ハモンドオルガン)、元ザ・ジャムのスティーヴ・ブルックス(ギター)、元スレイドのジム・リー(バイオリン)らが参加。アルバムの作詞作曲とレコーディングは、ウェラーのヘッドクウォーターといえる英サリー州のブラック・バーン・スタジオで行われた。アルバムのプロデュースはジャン・“スタン”・カイバート&ポール・ウェラー。
ロックダウン中に自宅でのアコースティック演奏を何度かSNSに投稿していたポール・ウェラー。「日本のみんなが元気で無事でいることを祈っている。何よりも、来年には日本に行ってライヴが出来ることを、みんなに会えることを楽しみにしているよ。」
◆ 作品情報
ポール・ウェラー
『オン・サンセット』
● 品番:UICY-15875
● 価格:¥2,600+税
● 日本盤のみSHM-CD仕様
● 日本盤ボーナス・トラック1曲収録+海外デラックス盤ボーナス・トラック5曲収録