(情報提供: WARNER MUSIC JAPAN)
常に時代の先端を開拓し続けた伝説、デヴィッド・ボウイ(David Bowie)。1990年代の彼のライヴ音源を紐解いてきたストリーミング限定のレア・ライヴ音源シリーズの最新作となる新たな未発表ライヴ・アルバム、『サムシング・イン・ジ・エアー(ライヴ・パリ 99)』が、8月14日にストリーミング限定でデジタル配信された。
『サムシング・イン・ジ・エアー(ライヴ・パリ 99)』は、12曲の未発表ライヴ音源と、アルバム『アワーズ…』からリリースされたシングルのB面曲として使用されていたライヴ音源3曲を含む全15曲からなる、1999年10月14日にフランスはパリにあるエリゼ・モンマルトル劇場にて行われたパフォーマンスの模様を収録したライヴ作品だ。このショウが行われた日は、ボウイにとっても非常に重要な日となった。その日の昼、デヴィッド・ボウイはフランス文化省から芸術文化勲章(Commandeurs of the Ordre des Arts et des Lettres)を授与されるという出来事があったのだ。
エリゼ・モンマルトル劇場でのこのパフォーマンスは、アルバム『アワーズ…』に伴う7日間という短いツアーの一環として開催されたもの。この限定された日程のみで行われた特別なツアーのために、ボウイは今までに発表してきた過去曲を掘り下げたセットリストを用意し、観客に大きな印象を与えたライヴとなった。1966年にシングルとして発表して以降、30年以上もの間ライヴで披露されることがなかった「キャント・ヘルプ・シンキング・アバウト・ミー」や、1976年のアルバム『ステイション・トゥ・ステイション』に収録されていた楽曲で、23年間ライヴで披露されることのなかった「ワード・オン・ア・ウイング」、1974年以降ライヴのセットリストに入ることのなかった「ドライヴ・インの土曜日」(1973年のアルバム『アラジン・セイン』収録)といったレアな楽曲の他、『アワーズ…』収録の「サムシング・イン・ジ・エアー」のライヴ・デビューとなるパフォーマンスが収録されているのだ。
『サムシング・イン・ジ・エアー(ライヴ・パリ 99)』はエリゼ・モンマルトルでの公演をライヴ・レコーディングしたもので、マーク・プラティがミックスを担当。ボウイのバックを固めるのは、ギターのペイジ・ハミルトン、ベース/ヴォーカルのゲイル・アン・ドーシー、ギターのマーク・プラティ、ドラムのスターリング・キャンベル、ピアノ/キーボード/シンセサイザーのマイク・ガーソン、そしてバッキング・ヴォーカルのエム・グライナーとホリー・パーマーというメンバーだ。
◆ 作品情報
デヴィッド・ボウイ
『サムシング・イン・ジ・エアー(ライヴ・パリ 99)』
【トラックリスト】
01. Life On Mars? / 火星の生活
02. Thursday’s Child / サーズデイズ・チャイルド
03. Something In The Air / サムシング・イン・ジ・エアー
04. Word On A Wing / ワード・オン・ア・ウイング
05. Can’t Help Thinking About Me / キャント・ヘルプ・シンキング・アバウト・ミー
06. China Girl / チャイナ・ガール
07. Always Crashing In The Same Car / いつも同じ車で
08. Survive / サヴァイヴ
09. Drive-In Saturday / ドライヴ・インの土曜日
10. Changes / チェンジズ
11. Seven / セヴン
12. Repetition / レピティション
13. I Can’t Read / アイ・キャント・リード
14. The Pretty Things Are Going To Hell / プリティ・シングス・アー・ゴーイング・トゥ・ヘル
15. Rebel Rebel / 愛しき反抗
Track 1, 4, 5, 7, 9, 10, 12 & 15: written by David Bowie
Track 2, 3, 8, 11, 13 & 14: written by David Bowie / Reeves Gabrels
Track 6: written by David Bowie / Iggy Pop