(情報提供: BIG NOTHING)
(Photo: Mitch Ikeda)
120ページ・A4サイズの本の形態をとるこのデラックス・エディションには、バンドの撮影を長年手掛けてきたMitch Ikeda氏による数々の未発表写真や、バンド所有のアーカイヴからタイプや手書きによるオリジナルの歌詞が掲載。また本に同梱される2枚のCDにはリマスタリングを施したアルバム本編、未発表デモ音源、同時代からのB面曲、リミックス、ザ・クラッシュのカバー「ワッツ・マイ・ネイム」のライヴ録音、さらに日本盤CDのみ2011年イギリスO2アリーナで収録された「哀しみは永遠に消え去らない」のLIVE音源が、ボーナストラックとして収録という、デラックス・エディションというタイトルに相応しい内容に仕上がった。
『ゴールド・アゲインスト・ザ・ソウル』はデビュー作『ジェネレーション・テロリスト』から、わずか1年余ののちにリリースされると同時にUKチャート、トップ10入りを果たし、音楽的にはクラシック・ロック的なサウンドへの転換を遂げ、マニックス・サウンドの基本形が確立された作品となった。リード・シングル「絶望の果て(From Despair To Where)」に続き「哀しみは永遠に消え去らない(La Tristesse Durera [Scream To A Sigh])」、「ローゼズ・イン・ザ・ホスピタル〜囚われた快楽 (Roses In The Hospital)」、「失われた夢(Life Becoming A Landslide)」がリリースされた。当時も今も彼らに様々な形で携わっているデイヴ・エリンガがプロデュースを手掛けたこのアルバムは、アウトサイド/フックエンド・スタジオで6週間にわたってレコーディングされた。
メンバーのニッキー・ワイアーは今回のリリースについてこう語った。
「2、3年前にスタジオを移転したとき、『ゴールド・アゲインスト・ザ・ソウル』時代のデモや写真をたくさん発掘したから、日の目を見せないのは勿体ないと思ってね。以前はこのアルバムについて決してべた褒めしたことはなかったけど、今にしてみれば、ファンのお気に入りがたくさん入った、奇妙で興味をそそるアルバムだった。ジェームス(Vo/G)がライヴで「スリープフラワー(嘆きの天使)」のリフをほのめかすと、いつもものすごく大きな反応があるんだ」。
先日には急遽彼らの公式YouTubeチャンネルで、デラックス・エディションの発売を記念し、『ゴールド・アゲインスト・ザ・ソウル』リリース同年に行われた日本ツアーをテーマにした新作ドキュメンタリー映像「Pieces of Sleep is a re-imagined snapshot of the Manics tour of Japan in 1993」を公開。彼らにとって2度目の日本ツアーとなったこのツアーは、リリースしたばかりのアルバムを引っ提げ、全国7か所全13公演を1か月で行い、その圧倒的なパフォーマンスで日本での人気を決定づけた。
『ゴールド・アゲインスト・ザ・ソウル』デラックス・エディション トレイラー
Pieces of Sleep is a re-imagined snapshot of the Manics tour of Japan in 1993
Pieces of Sleep is a re-imagined snapshot of the Manics tour of Japan in 1993 トレ―ラー(予告編)
◆ 作品情報
『ゴールド・アゲインスト・ザ・ソウル』デラックス・エディション
● 完全生産限定
● CD: SICP-31374-5 価格:\7,273+税
● ハードカバー豪華本+CD2枚組、解説、歌詞対訳付、Blu-spec CD2仕様
● 日本盤CDにはボーナストラック1曲収録
<トラックリスト>
● CD1 ※全てリマスター音源
01.スリーブフラワー(嘆きの天使) | Sleepflower
02.絶望の果て | From Despair To Where
03.哀しみは永遠に消え去らない | La Tristesse Durera (Scream To a Sigh)
04.ユアセルフ | Yourself
05.失われた夢 | Life Becoming a Landslide
06.ドラッグ・ドラッグ・ドラッギー | Drug Drug Druggy
07.ローゼズ・イン・ザ・ホスピタル-囚われた快楽- | Roses in The Hospital
08.ノスタルジック・パスヘッド(死の奴隷)|Nostalgic Pushead
09.犠牲者の叫び | Symphony of Tourette
10.ゴールド・アゲインスト・ザ・ソウル | Gold Against The Soul
11.ドンキーズ | Donkeys
12.カムフォート・カムズ | Comfort Comes
13.アー・マザーズ・セインツ | Are Mothers Saints
14.パトリック・ベイトマン | Patrick Bateman
15.ハイバーネイション | Hibernation
16.アス・アゲインスト・ユー | Us Against You
17.チャールズ・ウィンザー | Charles Windsor
18.ロウト・フォー・ラック | Wrote For Luck
19.ワッツ・マイ・ネイム(ライヴ)| What’s My Name (Live)
20.哀しみは永遠に消え去らない(ライヴ・アット・O2) | La Tristesse Durera (Scream To a Sigh)
(Live recording from the 2011 show at O2)※日本盤ボーナストラック