(情報提供: SONY MUSIC JAPAN INTERNATIONAL)
2020年1月に「ロックの殿堂(Rock and Roll Hall of Fame)」入りを果たしたデペッシュ・モードのヴォーカリスト/ソングライターであるデイヴ・ガーン(Dave Gahan)が、10年におよぶ長い期間の音楽的パートナーであるソウルセイバーズ(リッチ・マシーン)と共に、11月にニューアルバムをリリースする。(海外11月12日、日本盤は11月24日にリリース予定)。
(Photo: Spencer Ostrander)
『インポスターImposter(詐欺師の意)』と題されたこのアルバムは、ニール・ヤング、ボブ・ディラン、PJハーヴェイ、チャーリー・チャップリン、キャット・パワー、マーク・ラネガンなど、ジャンルや時代を超えて緻密に選び抜かれた12曲からなる。デイヴ・ガーンとソウルセイヴァーズはこれらの名曲を再構築し、リスナーをパーソナルな旅へと誘う。
『インポスター』をカヴァー・アルバムと呼ぶのは間違いかもしれない。このアルバム『インポスター』は、デイヴ・ガーンとソウルセイヴァーズが聴き、研究し、吸収し、新たな命を与えた曲の物語である。すべての曲がデイヴにとって深い意味を持っており、それゆえに『インポスター』はデイヴの人生を反映したもの。つまり、他の人が語った物語が、彼自身の明確な声で語られているのである。
「他の人の声や歌を聴くときに重要なのは、その人の歌い方や言葉の解釈なんだ。それが僕の心を落ち着かせてくれるんだよ」とデイヴ・ガーンは語ります。「僕はそれに共感して、心を安らげる。このアルバムで取り上げた曲のオリジナル・パフォーマーのすべてに僕は感動するよ。自分たちが何か特別なものを作ったことは分かっている。だから他の人たちにもそれを感じてもらい、ちょっとした旅に出た気持ちになってもらえればいいな。特に音楽が好きで、何年も音楽とともに過ごしてきたような人たちにはね」
デイヴ・ガーンとソウルセイヴァーズによる前作『Angels&Ghosts』(2015年/日本盤未発売)は、デイヴ(アメリカ)とソウルセイヴァーズ(イギリス)がそれぞれの地でレコーディングしてそれをミックスしたという、いわば大西洋を越えたコラボレーションだったが、『インポスター』のレコーディングは、2019年11月にカリフォルニア州マリブの有名なシャングリラ・レコーディング・スタジオで10人のバンドとしてライヴで行われた。これにより、より親密なコラボレーションが可能になっただけでなく、デイヴ・ガーンとソウルセイヴァーズが曲のムードを完全に共有し、トラックに新たなスピリットを注入することに成功したと言える。ポッドキャスターでメディアパーソナリティのクリス・ブラックとのインタビューで、デイヴは「全員がひとつの空間にいるのは初めてのことだった。スタジオでは毎日魔法が起こっていたんだ。コーヒーを飲み、スタジオに入り、そして音楽を、という感じだった」と語っている。
『インポスター』は、リッチ・マシーンとデイヴ・ガーンの共同プロデュースで、高い評価を得た2015年の『Angels & Ghosts』(デイヴ・ガーン&ソウルセイヴァーズ名義)、2012年の初リリース『The Light the Dead See』(ソウルセイヴァーズ・フィーチャリング・デイヴ・ガーン名義)に続く3枚目のアルバムとなる。
◆ リリース情報
デイヴ・ガーン&ソウルセイヴァーズ
『インポスター』
● 品番:SICP6418
● 価格:2,640円
● リリース日:日本盤 2021年11月24日(水) / 海外盤 2021年11月12日(金)予定
【トラックリスト】 < >内はオリジナル・アーティスト
01. The Dark End of the Street <ジェイムズ・カー>
02. Strange Religion <マーク・ラネガン…exスクリーミング・トゥリーズ>
03. Lilac Wine (ジェイムス・シェルトン、ジェフ・バックリー)
04. I Held My Baby Last Night (エルモア・ジェイムス)
05. A Man Needs a Maid (ニール・ヤング)
06. Metal Heart (キャット・パワー)
07. Shut Me Down (ローランド・S.ハワード…exバーステイ・パーティーetc.)
08. Where My Love Lies Asleep (ジーン・クラーク…exザ・バーズ)
09. Smile (チャーリー・チャップリン)
10. The Desperate Kingdom of Love (P.J.ハーヴェイ)
11. Always On My Mind (エルヴィス・プレスリー)