(情報提供: WARNER MUSIC JAPAN)
伝説のR&Bシンガー、ビリー・ホリデイの生涯を描いたHuluオリジナル映画『The United States vs. Billie Holiday』でビリー役を務め圧巻の演技を披露したアンドラ・デイ(Andra Day)が、先日ロサンゼルスで開催された第78回ゴールデン・グローブ賞で<主演女優賞(ドラマ部門)>を受賞を果たした。
35年前、ウーピー・ゴールドバーグが『カラーパープル』で受賞を果たし以来、同賞を受賞した史上2人目の黒人女性となり、ゴールデン・グローブ賞の歴史に名を刻んだ。
この日の受賞スピーチでアンドラは、
「素晴らしく、進取的でダイナミックな彼女…その存在とスピリットで私を完全に役になり切らせてくれたのがビリー」
とコメントし、ビリー・ホリデイへ感謝の気持ちを伝えた。
今回の受賞は、アンドラにとって初の演技賞へのノミネーション及びゴールデン・グローブ賞受賞となり、彼女は史上初、ストリーミング配信にてリリースされた映画で同賞を受賞した人物となった。また、米音楽界で最高の栄誉とされるグラミー賞にもノミネートされている彼女は、映画のサウンドトラック「Tigress & Tweed」を歌っており、ラファエル・サーディックとともに今回のゴールデン・グローブ賞の<最優秀主題歌賞>にもノミネートされた。
映画『The United States vs. Billie Holiday』は、アメリカ連邦政府の麻薬取締局から標的にされるなど理不尽な経験を強いられ、挙げ句の果て自暴自棄になり不法行為に手を染めた、壮絶な人生の大きな流れのなかで揺れ惑った80年前のビリー・ホリデイの姿を描く。
批評家協会(CCA)主催の第3回Celebration of Black Cinema祭で表彰を迎えるアンドラ・デイは、先日『V Magazine』の表紙を飾っただけでなく、『Variety』誌の「2021年度アカデミー主演女優賞予想一覧」に取り上げられるなど、批評家の絶賛を浴びており、映画『The United States vs. Billie Holiday』は、『TIME』誌の「2021年最も期待される映画」の1つに選ばれた。
◆ 作品情報
アンドラ・デイ / Andra Day
『The United States vs. Billie Holiday (Music from the Motion Picture)』