(情報提供: SONY MUSIC JAPAN INTERNATIONAL)
3月にリリースしたシングル「モンテロ(コール・ミー・バイ・ユア・ネーム)」(以下、モンテロ)で全米初登場1位を獲得し、その後も<ビルボード・グローバル200>チャートで合計5週間1位を獲得し男性ソロアーティストとして最長記録を樹立するなど、飛ぶ鳥を落とす勢いのリル・ナズ・X(Lil Nas X)。記録をのばし続けているリル・ナズ・Xが、新曲「サン・ゴーズ・ダウン」をリリースし、涙を流し苦悩する過去の自分を励ます、切なくも心温まるミュージック・ビデオも公開した。
リル・ナズ・X「サン・ゴーズ・ダウン」 ミュージック・ビデオ
新曲「サン・ゴーズ・ダウン」は、3月にリリースした「モンテロ」とはうってかわって、リル・ナズ・X史上最も赤裸々に過去の苦悩をさらけ出したミドル・バラード。10歳のころから友達から意地悪され、自分の唇の厚さや肌の色を他人と比べては孤独を感じ、ゲイだとバレないかと怯えていた辛さなど、若き頃の自分の苦しみを吐露している。ミュージック・ビデオでは、人生初のアルバイトをしたというファーストフード店のタコベルで働いていた頃や、自分の寝室で人知れず悩んでいる様子など、元気がない様子の当時の自分をリアルに表現している。しかし、本人がSNSで過去の自分を「元気づけるために力を尽くすんだ」と説明していた通り、暗い過去を振り返るだけでは終わらない。プロム(アメリカやカナダなどで高校の年度末に開かれるダンス・パーティ)に参加するも、周りがパートナーと楽しそうに過ごしているのを目撃し、トイレに逃げ込み泣き崩れている過去の自分のもとに寄り添う現在のリル・ナズ・X。それに勇気づけられたように涙をぬぐうと、過去の彼はダンスフロアへ自信に満ちた笑顔で戻っていくのだ。リル・ナズ・X自身がミュージック・ビデオの監督として名を連ねるだけでなく、実の父親も出演しているところにも注目だ。
「モンテロ」をリリースした際、14歳の自分に宛てたゲイであることを世の中にカミング・アウトした理由を説明した手紙をSNSで公開して話題となった。新曲は、まさにその手紙同様、過去の自分に捧げた内容となっているのだ。
◆ 14歳の自分に宛てた手紙和訳
https://www.sonymusic.co.jp/artist/LilnasX/info/528013
2019年、全米シングルチャートで「オールド・タウン・ロード」が史上最長となる19週連続1位を獲得してから約2年後、「モンテロ」では初登場全米1位を獲得し、一発屋の汚名返上を果たした。それだけでなく、これまで成し遂げられなかったSpotifyでの<トップ50-グローバル>チャートで1位を獲得すると、40日間連続で首位をの座を独占した。全世界の楽曲のダウンロードや再生回数をもとにしたビルボード・グローバル・200チャートでも3週連続、累計5週にわたって1位という男性ソロアーティスト最長記録を樹立し、世界1位の座を手にした。楽曲総再生回数は5億回超え、ミュージック・ビデオも2億回再生超えなど、快進撃が続いている。今週末の現地時間5月22日(土)に放送される米テレビ番組「サタデー・ナイト・ライブ」では「モンテロ」と新曲「サン・ゴーズ・ダウン」を初披露することが決まっている。また、両曲共に、待望のデビュー・アルバムに収録されるといわれており、これからの動きに期待がますます高まっている。