(情報提供: UNIVERSAL MUSIC JAPAN)
NK-OKとMr DMによるロンドンの新世代ビートメイキング・デュオ、ブルー・ラブ・ビーツ(Blue Lab Beats)。デュア・リパやモーゼス・ボイド、アンジェリーク・キジョ―など錚々たる面子と共演を重ね世界的に支持を集めている彼らが、名門ブルーノートと契約後初のリリースとなるEP「We Will Rise」を配信リリースした。
(Photo: Joseph Abbey-Mensah)
今作にはUKの次世代ラッパーであるコジェイ・ラディカル、エミー賞を受賞しトム・ミッシュなどと共演を重ねる期待のサックス奏者ブラクストン・クック、ウィズキッドとのコラボでも話題のアレックス・ブレイク、ロンドンのプロデューサーDTソウルといった錚々たる面子が参加した5曲を収録。その中から先行配信で反響を呼び、「この夏一番アガる曲」と話題の「Blow You Away (Delilah) feat. Ghetto Boy」のミュージック・ビデオも公開がスタートしている。
メンバーのNK-OKは、今回のEPについて「僕らの親がソウルやファンク、ジャズやアフロビート、ハイライフやレゲエといったレコードを持っていて、様々な音楽を聴いて育ったよ。それはロンドンのカルチャーの一部でもある。今回のリリースには魂を全て注ぎ込んだよ」と語っている。
2020年には、ブルーノートの名曲をUK最高峰のミュージシャンにより再解釈した『ブルーノート・リイマジンド』にも参加し話題となったブルー・ラブ・ビーツ。もう一人のメンバーであり、ギター・キーボードなどあらゆる楽器をこなすマルチ奏者のMr DMは、「小さい頃から聴いてきた多くの名盤を輩出し、音楽的にもすごく影響を受けたブルーノートと関われたのはとてもエキサイティングだったよ。そして今は僕ら自身のEPをブルーノートから出そうとしている。信じられないね」とコメントしている。
作品には昨年の様々な情勢が大きく反映されているという。NK-OKは「去年はツアーを計画していたときにコロナのパンデミックが始まり、全てキャンセルになったよ」と語り、最初のロックダウンの間に30曲以上のトラックを制作したという。「ツアーが無い間はひたすらアイデアをリハーサルして、いろんなアーティストにも参加してもらった。僕たちのクリエイティビティに火をつけたのはBlack Lives Matterムーブメントが再び始まった時だね。たくさんの暴力的な映像や写真が飛び交い、多くの人々がダメージを受けてしまった。だから僕たちは癒しのブランケットのような音楽を作りたかったんだ。たくさんの悲しい出来事が起こったけれど、僕たちは癒しを通じてそれを乗り越えていくんだ」
カマシ・ワシントンやロイ・エアーズのサポートアクトも務め、グラストンベリーやアフロパンクといった世界的なフェスティバルにも出演を果たすなど破竹の勢いを続けているなどブルー・ラブ・ビーツ。一足早いがこの夏最も話題となる作品の一つとなりそうだ。
◆ 作品情報
ブルー・ラブ・ビーツ
EP「We Will Rise」