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アンナ・ネトレプコ、ニュー・アルバム『闇に抱かれ』を2021年11月にリリース

ANNA NETREBKO


(情報提供: UNIVERSAL MUSIC JAPAN)

オペラ界の女王、ソプラノ歌手のアンナ・ネトレプコ(Anna Netrebko)が5年振りのソロ・アルバム『闇に抱かれ』を2021年11月5日にリリースすることが決定した。このアルバムは、世界最高峰のオペラの殿堂、ミラノ・スカラ座のオーケストラと、その音楽総監督である指揮者リッカルド・シャイーとの共演でネトレプコの50歳を記念して制作された。

アンナ・ネトレプコ、ニュー・アルバム『闇に抱かれ』を2021年11月にリリース
(Photo: © Gregor Hohenberg)

従来の美しく強靭な声に、すばらしいコクと熟成した重みを加え、抜群の安定感と表現でさらに進化を続けるネトレプコ。近年、彼女はドラマティックな役柄に転向し、大きな成功を収めているが、このアルバムにはその成果が最良の形で収められている。プッチーニ、ヴェルディ、ワーグナーをはじめとする珠玉のオペラ・アリアは、情熱的な愛に生き、運命に翻弄され、憧れ・諦念・絶望・死……といった様々な境遇にあるヒロインの心情を謳いあげたもので、《蝶々夫人》の「ある晴れた日に」、《アイーダ》の「勝ちて帰れ」、《トリスタンとイゾルデ》の「イゾルデの愛の死」など、オペラの代表的なアリアを多数含んでいる。

「衣裳をつけて舞台に立つとき、私は本当に役柄になりきることができます」というネトレプコは、録音に際して「これらの作品は非常に異なっているため、ヴェルディ、ワーグナー、シュトラウス、チャイコフスキーと、それぞれの作品に合わせて発声法を変える必要がありました。歌唱のアプローチとテキストを正確に読み取ることが、役柄に入り込むために最も重要です。正しい方法で読み解き、それを描き出すことが私の義務なのです」と語っている。

◆ リリース情報

アンナ・ネトレプコ  
『闇に抱かれ』

● リリース日:2021年11月5日
● 品番:日本盤MQA-CD x UHQCD UCCG-45037
● 価格:¥3,080

* 輸入盤・配信も同日リリース

アンナ・ネトレプコ、ニュー・アルバム『闇に抱かれ』を2021年11月にリリース

【トラックリスト】

R.シュトラウス:歌劇《ナクソス島のアリアドネ》から「すべてのものが清らかである国がある」(アリアドネ)

ヴェルディ:歌劇《アイーダ》から「勝ちて帰れ!…神々よ、私の苦しみに憐れみを!」(アイーダ)

ヴェルディ:歌劇《ドン・カルロ》から「あなた様は空しさをご存じです」(エリザベッタ)

ワーグナー:歌劇《タンホイザー》から「厳かなこの広間よ」[歌の殿堂のアリア](エリーザベト)

チレア:歌劇《アドリアーナ・ルクヴルール》から「哀れな花よ」(アドリアーナ)

チャイコフスキー:歌劇《スペードの女王》から「ああ、もうすぐ真夜中」(リーザ)

プッチーニ:歌劇《蝶々夫人》から「ある晴れた日に」(蝶々夫人)

ワーグナー:歌劇《ローエングリン》から「一人寂しく悲しみの日々を」[エルザの夢](エルザ)

プッチーニ:歌劇《マノン・レスコー》から「捨てられて、ひとり寂しく」(マノン)

パーセル:歌劇《ディドとエアネス》から「あなたの手を、ベリンダ……私が地に横たえられる時」[ディドの嘆き](ディド)

ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》から「おだやかに、静かに彼が微笑みながら」[イゾルデの愛の死](イゾルデ)

● アンナ・ネトレプコ(ソプラノ)
● ミラノ・スカラ座管弦楽団
● 指揮:リッカルド・シャイー
● 録音:2020年10月、2021年4月 ミラノ、スカラ座