インディーズレーベル特集 XLレコーディングス
今回は、XLレコーディングスというUKのレーベルにスポットを当てていきます。
イギリスで、リチャード・ラッセル、ニック・ホークス、ティム・パーマーの3人が
1989年に立ち上げたインディーズ音楽レーベルです。
初期はプロディジーをはじめとした、ブレイクビーツ、デジタルロック寄りのレーベルでした。
デジタルロック、いわるゆビッグ・ビートはイギリス発祥の音楽ジャンルですが、
打ちこみの16ビートにシンセのリフを多用しています。
ギターのリフの代わりに、シンセのリフを用い、シンセ側にディストーションをかけ、
ロックと似たグルーブを出します。
ロックと異なるのは、ベースを刻んで流すのではなく、キックとかぶせるか、
ファンクのようなダンサブルなベースを載せます。
生楽器で行うと、レッチリになります。
この流れの特徴ですが、ロットの相性が良いので、その後のオルタナティヴ・ロック、
ヒップホップを扱っていくことになります。
いわゆる白いダンサブルナサウンドになりますね。
現在の代表的な所属アーティストはアデル、レディオヘッド 、トム・ヨーク、ベースメント・ジャックス 、ベック
等になります。
The Prodigy Poison
テクノ四天王
1995年
ヒップホップ寄りのナンバーを選びました、
ハードコアにも近いですが、日本ではテクノ四天王と呼ばれています。
他の顔ぶれは、アンダーワールド、オービタル、ケミカル・ブラザーズ になります。
テクノじゃないような気がしますが、それはそれで。
ベースメントジャックス
2004年
映画、アップルシードで使われていましたね、
また、2004年UEFA欧州選手権のテレビで、オープニングで流れていました。
サビまではハーフテンポのHIPOP調ですが、スネアを抜くことで、緊張感を出していますね。
で、サビから8ビートのロックに変わりますね、これがサビの疾走感をうんでますね。
Basement Jaxx Good Luck feat. Lisa Kekaula
Beck E-Pro
Interscope
2005年
この曲はレーベルはInterscopeになります。
イントロからもろギターリフで始まります。
Aメロはラップ調ですね、リフは消えて、ドラム+ラップだけになります。
その後リフを聞かせる構成ですね。
いわゆるサビらしいサビがある構成ではなく、リフがサビ代わりになっていますね。
CMソングぽいなーって思ってました。
サビで2/4
2008年
Aメロからサビに掛け上がりの跳躍進行があり、サビから跳躍後のメロディを同じ音程で4つ重ねます。
良く聞くと、Aでのメロディのふわりと、サビの頭のふわりは同じですね。
音程は変えていますが、これがこの曲の初見に強い理由でしょう。
A、B,サビの構成ですがサビになる際に、ストリングスを深くかぶせ、調性がはっきりするようになっています。
この曲もCMソングに向いていますねー。初見でもはっきりと印象に残るメロディですね。