DROP-ZONE特集
現在公開中の映画『ボヘミアン・ラプソディ』の大ヒットで、改めてフォーカスが当てられているクイーン。ヴォーカルのフレディ・マーキュリーのアイコンとしての存在感は言うまでもないが、そのサウンド面では、ギターのブライアン・メイも、もちろん忘れてはならない一人だ。
ということで、今回はブライアン・メイのギターソロが光るクイーンの楽曲を
特集。
クイーン
Somebody To Love  Queen
1976年のアルバム『Somebody To Love』に収録されたナンバー。前の年にリリースされた「ボヘミアン・ラプソディ」よろしく、オペラ風のコーラスがふんだんに盛り込まれ、ピアノのリフがメインに構成されている楽曲の中で、
不意に入ってくるギターソロが光っている。少し遠く感じるギターの音がまた、
主張しすぎず、アンサンブルの一つの要素となっているところがまた憎い。
We Will Rock You
We Will Rock You Queen
クイーンの代表曲のひとつ。1977年『News Of The World』に収録された曲。作詞作曲は、ブライアン・メイ。ドラムやベースは使われておらず、足を踏み鳴らす音とハンドクラップでリズムがつくられ、ヴォーカルが乗ってくるのだが、楽曲の残り時間30秒くらいからブライアン・メイのギターが乗ってくる。オーバードライブの効いた、よく聞くと、一発録りならではの、指の乱れが聞こえたりもする。2分足らずの楽曲だが、最後の30秒はギターが主役となっている楽曲だ。
Crazy Little Thing Called Love
Crazy Little Thing Called Love Queen
1979年にリリースされたナンバー。一聴すると、クイーン?と思う方もいるかもしれないが、クイーンには珍しいロカビリー調の曲だ。クイーンにとっては全米No.1にも輝いた楽曲だ。楽曲のテイストに合わせて、エルヴィスの曲?
と思わせてくれるような、ゴキゲンなギターソロを聴かせてくれている。
Killer Queen
Killer Queen Queen
1974年のアルバム『Seer Heart Attack』から。
フィンガーティップから始まる曲と、独特のメロディラインで、ハッピーな雰囲気と、不安な感じが漂う不思議な曲。歌詞の内容は、上流階級のコールガールについて。
この曲のギターソロは、まさに歌うかのようなソロ。ヴォーカルのメロディーをなぞりつつ、短い時間ではあるが、主役として楽曲を牽引している。これが自分でも弾けたらさぞかっこいいだろうと想像出来る。
Bohemian Rhapsody
Bohemian Rhapsody Queen
1975年の『A Night at the Opera』からのシングルカット曲。
サビの「ママァ〜!!」のフレーズが耳に残る1曲だ。6分近くになる曲は、当初メンバーの中でも議論されたそうだ。楽曲はクラシックのように、いろいろなパートから構成されいて、ギターソロも前半の泣きの高音が光るソロと、低音でどっしり楽曲を支えつつ、場面転換を促す後半のソロと、2度楽しめる。