<特集 – プロデューサー Bekon>
シンガー、プロデューサーのBekon(ビーコン)を特集。本名はDaniel Tennenbaum(ダニエル・テネンバウム)、プロデューサーとしてBekon、もしくはDanny Keyz(ダニー・キーズ)という名前で活動している。一躍注目を集めたのは、2017年にリリースされたケンドリック・ラマーの
アルバム「DAMN.」の8曲に、プロデューサー、シンガーで参加。このアルバムはグラミー賞のベスト・ラップ・アルバムを受賞。他にも、錚々たるラッパーのアルバムに参加している。Bekon名義では2018年にアルバム「Get With The Times」をリリースしている。そんなBekonが関わった楽曲を特集。
BLOOD.
BLOOD. Kendrick Lamar
Bekonが注目を集めるきっかけとなった、ケンドリック・ラマーのアルバム「DAMN.」から、アルバムの冒頭を飾るナンバー。この曲は、作曲とプロデュースで関わっっている。
All In Days’s Work feat.Anderson .Paak & Marsha Ambrosius
All In Days’s Work feat.Anderson .Paak & Marsha Ambrosius Dr.Dre
2015年にリリースされたドクター・ドレーのアルバム「Compton」からの1曲。この曲には作曲とコーラスで参加している。今をときめくアンダーソン・パークも参加している楽曲を担当しているあたり、注目の度合いがうかがえる。
Circles feat.Bekon
Circles feat.Bekon Kid Bloom
こちらは、LAをベースに活動しているKid Bloomというアーティストが去年リリースしたEP「Lemonhead」に収録されている1曲。フィーチャリング ・アーティストとして参加している。HIP HOPのアーティストとのコラボが多かったBekonだが、この曲はしっかりと歌を聴かせるポップソングとなっている。
17
17 Bekon
2018年にBekon名義でリリースされたアルバム「Get With The Times」に収録されたナンバー。アコースティックな編成に素朴なメロディで、ニルソンの「Everybody’s Talkin’」をスローダウンさせたような、フォーキーなテイストもうかがえる。Kid Bloomの曲を聞いてもわかるが、もしかしたら、Bekonのルーツの一つにはこういったフォーク・ミュージックがあるのかもしれない。
Cold As Ice
Cold As Ice Bekon
こちらもアルバム「Get With The Times」からの1曲。ゆったりとしたエレクトロ・サウンドに、幾重にも重ねられたヴォーカルが乗る幻想的なナンバー。あまり音を重ねていないにも関わらず、ヴォーカルを含めたサウンド・プロデュースで楽曲の厚を無くしていないところは、さすがのプロデュース・ワークと言えるかもしれない。