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特集 – 叶わぬ恋の曲

特集 – 叶わぬ恋の曲


<特集 – 叶わぬ恋の曲>
恋とは、相思相愛となり報われるものもあれば、一方だけの恋であったり、様々な環境で叶わぬ恋もあります。そんな叶わぬ恋、愛情を歌った曲を特集。

icon-angle-double-rightEvery Breath You Take

icon-youtube-playEvery Breath You Takeicon-musicThe Police

スティングがフロントマンを務めたバンド、ザ・ポリスの1983年の大ヒット曲。邦題は「見つめていたい」で、ともすれば愛する人を温かく見守っていたい、というスイートな曲のようにも感じるが、実は様子が違う。
「君が息をするたび、君が何か動作をするたび、君が約束を破るたび、君が歩くたび、俺は君のことを見ているよ。」という歌い出し。
かなり怖い。この歌の主人公は、恋人とすでに別れてしまったにも関わらず、その元恋人に執拗に視線を送っている、とも取れる歌なのだ。この曲はスティングが最初の妻と離婚した際に書かれた曲ということ。今だったらストーカーになってしまいかねない。スパッと次の恋に向かって欲しいものである。

icon-angle-double-rightHello

icon-youtube-playHelloicon-musicAdele

続いてもちょっと粘着質で、ストーカーのような曲。2015年のアデルの曲で、
マイナー調のピアノから始まり「もしもし?私よ・・・」という、電話越しのメッセージで始まる。こちらの曲もすでに別れてしまった二人の間の曲だ。
おそらく距離的にも遠いところにいるのだろう。なんと「千回は電話をしたかも」と歌っていて、「謝りたいの。でも電話したらあなたは家にいないみたいね。でももう関係ないわ。これ以上あなたを苦しめことはないから」と続く。
もう関係ないなら電話はしないはず。でも1000回も電話しているという未練っぷり。相手は電話に出ない、つまり、残念ながら拒否されているのだ。こちらも次の恋に向かって欲しい。

icon-angle-double-rightStan

icon-youtube-playStanicon-musicEminem

エミネムを一躍世界的なスターに押し上げた1曲。「スタン」とは、熱狂的なエミネムファンのことで、このスタンからエミネムに当てられた手紙の内容が歌詞となっている。徐々に返信がないことに苛立ちと焦りを感じ、過激な言葉増えていくスタン。ついには、エミネムと親密な関係と勘違いした女性を車でさらって、川に飛び込む、という最後を迎えてしまう。
最後は、エミネムからのメッセージとして、スタンを落ち着かせようとしているが、事故死したカップルの記事を読み、それがスタンだったことに気がつく、という歌だ。熱狂的になりすぎると、関係性を見誤ってしまうことはあるのかもしれないが、報われない。

icon-angle-double-rightParis

icon-youtube-playParisicon-musicThe Chainsmokers

今やビッグ・アーティストの仲間入りを果たしたチェインスモーカーズの2017年のヒット曲。カップルがパリに滞在している、という状況。しかし、それは逃避行で、一方の両親から逃げてきた、と歌っている。おそらく、2人の関係性が認められなかったのだろう。ただ、2人の思いは強く、逃げ出した、という感じだ。「ぼくたちの幸せな姿をみんなに見せてやろう。でももし、落ちていくことがあれば、一緒に落ちていこう。」と歌っている。
果たして2人の恋はどうなるのか。

icon-angle-double-rightSame Love

icon-youtube-playSame Loveicon-musicMacklemore & Ryan Lewis

最後は、状況が変わりつつある愛情の歌。2012年にリリースされた曲で、テーマは同性愛。2012年は当時のオバマ大統領が同性婚を支持するステイトメントを発表した年。なお、ラッパーのマックルモアはゲイではない。
「ゲイだったらヒップホップに嫌われるだろう。ぼくは同じ立場じゃない。けど、それが重要なんじゃなくて、僕たちが平等になるまで真の自由はないってこと。だから、僕は支持するよ。」という、同性愛に対する明確なサポートを意思表示したラップなのだ。今でこそLGBTQへの理解は以前に比べると進んだようにも感じるが、それでもなお、叶わぬ恋が存在していることは事実だ。

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