<特集 – 日本のドラマで使われていた洋楽 Part.1>
日本のドラマではしばしば主題歌やエンディング、挿入歌として洋楽を使うことがある。
前回に引き続き、これまで日本のドラマで使われた洋楽を特集。
未成年
TOP OF THE WORLD CARPENTERS
アメリカの兄妹デュオ、カーペンターズが1972年に発表した彼らの代表曲の1つ。リリースした翌年にはビルボードチャートで1位を獲得している。もちろん世界的なヒットとなったのだが、日本では1995年のTBSドラマ「未成年」のオープニングに使われて、改めて脚光を浴びた。ドラマではそのほかにも「I NEED TO BE IN LOVE」「YESTERDAY ONCE MORE」などがエンディングで使われたり、挿入歌でもカーペンターズが使われた。ドラマのヒットを受けてリリースされたベストアルバムは300万枚の大ヒットとなった。
また、出演はいしだ壱成、香取慎吾、反町隆史などそうそうダルメンバーで、浜崎あゆみが出演していたことでも、のちに話題を集めたドラマだ。
若葉のころ
FIRST OF MAY THE BEE GEES
1996年、TBSでオンエアされたドラマ「若葉のころ」は、Kinki Kidsの堂本光一、堂本剛が主演を務めた。このころ、Kinki Kidsは5本のテレビレギュラーが始まるなど、その人気が揺るがないものになりつつあるタイミングだった。そんな彼らのドラマの主題歌として選ばれたのが、ビージーズの「FIRST OF MAY」。この曲は、1969年にリリースされ、邦題が「若葉のころ」とされていた。同じタイトル、ということもあって、主題歌に選ばれたのだろう。
小早川伸木の恋
YOU’RE BEAUTIFUL JAMES BLANT
元イギリス軍・大尉、という異色の経歴を持つシンガーソングライター、ジェームス・ブラント。2005年にデビューアルバムからのシングルカット「YOU’RE BEAUTIFUL」が世界的に大ヒットした。
2006年、柴門ふみの漫画「小早川伸木の恋」がドラマ化されるにあたり、主題歌として選ばれた。主演は唐沢寿明。原作に比べると、恋愛ドラマというテイストが強くなっているということもあり、この曲が選ばれたのかもしれない。
CHANGE
SO WHAT P!NK
「私、失敗しないので」が決め台詞のドラマ「ドクターX 〜外科医・大門未知子〜」は、2012年のスタートから、これまで6シーズン制作されている。大門未知子演じる米倉涼子のサバサバとした性格や、彼女を取り巻く個性的なキャラクターたち、時に時事ネタを取り込んだりする作風で、人気を博している。第1期から、ずっとSuperflyの楽曲が主題歌として使われていたが、2019年の第6期はピンクの「So What」が使われている。「だから何!?」という、1人で生きていく強いメッセージを歌っているが、この歌詞や曲調が主人公・大門未知子のキャラクターにはフィットしている。
シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。
BAD GUY BILLIE EILISH
17歳にして世界のトップスターとなったビリー・アイリッシュ。日本で大ヒットするようなポップな曲調ではなく、彼女らしさを全面に出した楽曲で、どちらかというと、ダークなイメージの楽曲だ。しかし、その自分らしい表現のあり方が、ヒットにつながったのかもしれない。この曲は2019年にリリースされ、グラミー賞も受賞するなど世界中でヒットした。そして、2020年に、日テレのドラマで、清野菜名、横浜流星という勢いのある若手を主演に据えた「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」のエンディングテーマとして使われた。