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特集 – 今年のグラミー賞

特集 – 今年のグラミー賞


<特集 – 今年のグラミー賞>
今年は新型コロナウイルスの影響で、時期をずらして、さらにはリモートを駆使して開催されたグラミー賞授賞式。63回目となった今回の受賞者・楽曲の中から、独断と偏見でピックアップしてみた。

icon-angle-double-right史上3人目

icon-youtube-playEVERYTHING I WANTEDicon-musicBILLIE EILISH

2019年、アルバム「When We All Fall Asleep,Where Do We Go?」をリリースし、世界中に衝撃を与えたビリー・アイリッシュ。去年のグラミー賞では、史上最年少となる18歳で主要4部門を独占するというインパクトを残した。そして今年は、この曲で「RECORD OF THE YEAR」を受賞した。これで2年連続で「RECORD OF THE YEAR」を受賞した訳だが、過去に2年連続でRECORD OF THE YEARを受賞したのは、U2とロバータ・フラックのみ。史上3人目の快挙となった。現在19歳。今後、どんな記録を打ち立てていくのかが楽しみだ。

icon-angle-double-rightBEST NEW ARTIST

icon-youtube-playSAVAGEicon-musicMEGAN THEE STALLION

今年のBEST NEW ARTISTに輝いたのは、ラッパーのミーガン・ジー・スタリオンだった。このアーティスト、日本ではそこまで知名度が高くないかもしれない。おそらくノミネートされた中で日本で一番知名度が高いのは、ドージャ・キャットだっただろう。ミーガンは現在26歳。2019年にミックステープをリリースし、これがかなり高評価だったそうだ。一気に知名度が上がったのは、去年、ビヨンセをフィーチャーした楽曲「Savage」だろう。アメリカでは大ヒットとなり、タイム誌が選ぶ世界で最も影響力のある100人にも選ばれるほどにまでなった。最近では、マルーン5の新曲にもフィーチャーされている。日本で売れるアーティストと、そうでないアーティストが如実に表れたカテゴリーのひとつだったかもしれない。

icon-angle-double-rightBEST CONTEMPORARY BLUES ALBUM

icon-youtube-playYOUR SEX IS OVERRATEDicon-musicFANTASTIC NEGRITO

ファンタスティック・ネグリート、という名前も日本ではそこまで知られていないかもしれない。彼の最新アルバム「HAVE YOU LOST YOUR MIND YET?」が今回のグラミー賞のBEST CONTEMPORARY BLUES ALBUMを受賞している。彼は、過去2回、グラミーを受賞しており、今回で3回目。つまりグラミーでは常連な訳である。とはいえ、彼の音楽はバリバリのブルースなので、これまた日本ではメインストリームではない音楽の一つだ。しかし、このアルバムでは、日本人ギタリスト、マサ小浜さんと共演もしている。日本ともこうした繋がりがあるアーティストなので、ぜひ一度聞いてみてほしい。

icon-angle-double-rightBEST ARRANGEMENT ,INSTRUMENTS AND VOCALS

icon-youtube-playHE WON’T HOLD YOUicon-musicJACOB COLLIER

イギリスのマルチ・プレイヤー、ジェイコブ・コリアーは、この曲で「BEST ARRANGEMENT ,INSTRUMENTS AND VOCALS」を受賞した。過去に4つのグラミーを受賞しているので、彼の名前や音楽を知っている方は多いだろう。最近、彼は色々なタイミングで、シーケンサーを使ってメッセージを打ち込み、その動画をSNSで発信している。印象的だったのは、去年のアメリカ大統領選挙の時に、彼がキーボードに向かっておもむろに鍵盤を叩くと、PCの画面には「VOTE」という文字が浮かび上がっていた。遊び心も忘れない、素晴らしいアーティストの1人だ。

icon-angle-double-rightBEST ROCK ALBUM

icon-youtube-playBAD DECISIONSicon-musicTHE STROKES

最後は、ちょっと意外な結果だった「BEST ROCK ALBUM」ウィナーは、THE STROKESのアルバム「THE NEW ABNORMAL」だった。去年、2013年以来となるリリースとなった今作だが、普通にいいアルバムではあった。しかし、グラミー受賞、というのは正直驚いた。正直、過去のアルバムでもっと高く評価されてもいいのでは?と感じるアルバムもあったが、彼らにとっては今回が初めてのグラミー受賞となる。ロックそのものが、今は勢いがないというのも影響はあるのかもしれない。

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