<特集 – スリリング>
スリリング・・・スリルのある、ハラハラドキドキさせる楽曲を特集。
エクソシスト
Tublar Bells Pt.1 Mike Oldfield
背中がひやっとするようなこのサウンド、映画「エクソシスト」で使われた楽曲でもあるが、実は、映画に書き下ろされたものではない。1973年にマイク・オールドフィールドがリリースしたソロアルバムのタイトルトラックである。この曲、26分にも及ぶ楽曲で、ラジオではその全貌をお届けするのは難しいのだが、冒頭の4分くらいから徐々に、アレンジや編成が変わっていく。一体、次はどんなアレンジが飛び出すのか、というのもスリル満点な楽曲なので、一度、全部聞いてみていただきたい。
ヘヴィメタ
Hardwired Metallica
アメリカのヘヴィメタル界の重鎮、メタリカ。2016年のアルバム「Hardwired…To Self-Destruct」の1曲目に収録されている曲。イントロのドラム、ベース、ギターのユニゾンから、一体何が始まるのか・・・というスリルを感じさせてくれる。かなりのスピードの楽曲なので、ライブで演奏するとなると、プレイヤーの方もかなりスリリングなのではないだろうか・・・
トランス
Ready Steady Go Paul Oakenfold
イギリスのトランス、プログレッシブ・ハウスのDJ/プロデューサーとして知られるポール・オークンフォールド。2002年にリリースしたアルバムに収録されたこの曲は、トランス調のトラックにラッパー、アシャーDのラップをサンプリング。疾走感、と言っても爽やかな疾走感ではなく、急かされるような、スリリングな競り合いをイメージさせてくれる。
ダブステップ
Rock’n’Roll(Will Take You To The Moountain) Skrillex
エレクトロ・ハウスなどに、ダブステップのベースを乗せるという手法で、ブロステップというサブジャンルを確立した、スクリレックス。この曲がリリースされた2010年当時は、BPM早めのEDMが流行っており、こうした攻撃的なサウンドもヒットしていた。特にこの曲は、サンプリングやカット&ペーストを駆使して、1曲の中でジェットコースターのようにスリリングな展開を演出している。
無音
John L Black Midi
次世代UKロック・シーンのカリスマとも言われている、ブラック・ミディ。最近のいUKロックは、特にジャズ、ポストロックなどの影響を色濃く受けているバンドが誕生してきている。このブラック・ミディも、想像の域を超えてくるのだが、楽曲冒頭でかなりスリリングな、無音の部分があるのだ。アレンジなので仕方ないが、これは果たしてラジオでかけられるのか?オンエアできたとしても、リスナーも、ラジオ局の人間にとってもかなりスリリングだろう。