<特集 – エンディングテーマ>
前回とは逆に、エンディングにピッタリとハマりそうな楽曲。
クールダウン
BY YOUR SIDE SADE
シンガーのシャーデー・アデュを擁するバンド、シャーデー。バンドのヒット曲の一つでもある「BY YOUR SIDE」はシンプルなトラックに、スモーキーなヴォーカルが優しく乗るバラードで、高ぶった心を落ち着かせてくれる。ライブ終わりで家に帰って、ゆったりと眠りにつける気がする。
大合唱
DON’T LOOK BACK IN ANGER OASIS
オアシスのノエルがリードボーカルを取った楽曲で、彼らの大ヒット曲の1つでもある。この曲はファンであればサビを大声で一緒に歌いたくなる楽曲だろう。バンドとオーディエンスの心が一つになり、盛り上がることは間違いない。バンドとオーディエンスが時間、空間、そして楽曲を共有できる最高の瞬間でライブを締め括ることができるだろう。
終わらない
IT AIN’T TILL IT’S OVER LENNY KRAVITZ
1991年、今からもはや30年も前の曲になってしまうのだが、ロックのイメージが強いレニクラの曲の中で、ソウルなテイストの1曲。
おそらく恋人であろう2人の関係を歌っている曲で「終わりが来るまでは終わりじゃない」という歌詞が印象的。まさに、ライブが終わっても、また次のライブで会える、再開を約束するような歌詞である。こんな優しい曲で締めくくられたら、また会いに行きたくなってしまうのではないだろうか。
エンドロール
LOSE YOURSELF EMINEM
最も有名なラッパーの1人でもあるエミネム。彼の代表曲でもあるこの曲は、2003年に公開された彼の自伝的映画「8 mile」の、まさにエンディングに使われた楽曲。マイナー調の楽曲だが、この曲の歌詞は「我を忘れるほど、夢中になれ」という、なかなかに前向きな楽曲なのだ。歌の中でも「チャンスを逃すな」といった、背中を押してくれる言葉詰まっている楽曲。まさに若かりし頃のエミネムに語りかけるような楽曲で映画を締めくくっている。
来年も
LOOK AT THE SKY PORTER ROBINSON
アメリカのトラックメイカー、ポーター・ロビンソンが今年、実に7年ぶりにリリースしたアルバム「ナーチャー」に収録されている1曲。アルバムに先駆けて昨年、ウェブ上で彼が開催したフェスで、最後の最後に、未発表の新曲としてこの曲を部分的にオンエアした。フェスの締めくくりに、新曲をちょいだし、という憎い演出だが、コロナ禍に置いて、「空を見てごらん。まだ私はここにいる。来年も生きているんだ。」と、前向きなメッセージを届けてくれた。