<特集 – EARTH,WIND & FIRE>
9月で思い浮かぶアーティストといえば、アース、ウインド & ファイアーではないだろうか。「SEPTEMBER」を含め、数々のディスコ・ヒットを生み出してきたバンドだ。今回は、そんなヒット曲以外の曲にフォーカスを当ててみた。
デビューアルバム
LOVE IS LIFE EARTH,WIND & FIRE
今から半世紀、50年前にリリースされたのが、アースのデビューアルバム。タイトルはバンド名である「EARTH,WIND & FIRE」だ。ホーンセクションあり、コーラスあり、ダンスナンバーありと、よく知るアースの原型はあるものの、よりプリミティブなアフロ・ファンクの色が濃いアルバムである。その中で、シングルカットされたのが、このバラードだった。ただ、このデビューアルバムともう2ndアルバムはヒットしなかったそうだ。
超大作
FACES EARTH,EIND & FIRE
1970年台半ばから、「SHINING STAR」「GETAWAY」「FANTASY」「SEPTEMBER」といったよく知られるヒット曲を生み出したアース。そんな勢いのままに1980年にリリースしたのが、2枚組という超大作アルバム「FACES」だ。そのタイトルトラックが「FACES」だ。パーカッションやフルートなども加えた7分を超える楽曲で、ジャズやプログレといった要素も感じとれれる1曲だ。しかし、このアルバムは2枚組にも関わらず、ヒットはしなかった。
電子楽器
MAGNETIC EARTH,WIND & FIRE
1983年にリリースしたアルバム「ELECTRIC UNIVERSE」では、80年代のシンセポップのヒットからか、ホーンセクションを使わずに、電子楽器中心の後世にシフトチェンジした。当時、徐々にアースの人気に翳りが見えてきたことから、転機を図ろうとチャレンジをしたアルバムとなったが、残念ながらヒットにはつながらなかった。アルバムのオープニングを飾るこの曲は、コーラスワークなどは確かにアースだが、サウンドが全く変わっているのがわかる。
プリンス
SUPER HERO LEARTH,WIND & FIRE
2013年にレディ・ガガがリリースしたアルバム「アート・ポップ」の1STシングルとしてリリースされたのがこの曲。DJ SNAKEはこの曲にソングライターの1人として参加している。クレジット上は、本名で表記されているようだが、彼が手がけた楽曲である。なお、この曲が収録されたアルバム「アート・ポップ」は、ZEDDがプロデューサーとして参加している。
ディッセンバー
DECEMBER EARTH,WIND & FIRE
そのまんま代表曲「SEPTEMBER」、なのだが、これは2014年にリリースされたホリデーアルバムに収録された、クリスマス・バージョン。ちなみに、オリジナルの「SEPTEMBER」の歌詞でも、「9月21日を覚えているかい?」「今は12月」と歌っていて、厳密にはクリスマス時期の歌なのである。この「DECEMBER」では、「12月25日の夜を覚えているかい?」など、歌詞が変わっている。