<特集 – 勝利の歌>
勝負には常に勝ち負けがついて回るもの。そして、その勝負に勝った時・・・「勝利」をテーマにした楽曲を特集。
チャンピオン
WE ARE THE CHAMPION QUEEN
去年、結成から50年という節目を迎えたイギリスのバンド、クイーンの代表曲の一つ。1977年にリリースした当初は、バンド自らのことをチャンピオンだ、と歌っていると批判されたらしいが、バンド側としては「世界中の一人一人がチャンピオンなんだ、と歌っているんだ。」と説明している。イギリスでは、サッカーの試合でも使われており、勝負事には欠かせず、チャンピオン・・・すなわち勝利者のことを歌っているので、縁起もいいのだろう。
勝者が全取り
THE WINNER TAKES IT ALL ABBA
去年11月に、40年ぶりとなるニューアルバムをリリースしたスウェーデンのレジェンド、アバが1980年にリリースした1曲。「勝者は全てを得ることができる!」と歌っている。この曲では恋愛においての勝ち負けを歌っているのだが、メンバーでもあるアグネッタとビョルンの夫婦の離婚問題や、親権をめぐる法廷闘争が、楽曲制作の背景にあるのではないか、とも言われている。果たして、その争いの勝利者は誰になったのかは、不明である。
勝利者
WINNER PET SHOP BOYS
2012年、イギリスでロンドン・オリンピックが開催された年にリリースされた、ペット・ショップ・ボーイズの楽曲。「あなたは勝者。自分も勝者。これは、とても速く起こっている」・・・つまり、どちらも勝者になる可能性がある、盛者必衰、ということを歌っているようだ。スポーツの世界ではよく「絶対王者」という言葉を聞くが、そういった存在はない、ということを歌っているのかもしれない。
ロッキー
GONNA FLY NOW BILL CONTI
不屈のボクサーを描いた映画の名作といえば、「ロッキー」シリーズ。シルベスター・スタローンがロッキー・バルボアを演じた映画で、1976年の1作目から、スピンオフも含めれば、2019年の「クリード 炎の宿敵」まで、実に8作品が公開されている。そのテーマ曲として、耳に馴染みのある方も多いのではないだろうか。
WE ARE REDS
SAILING ROD STEWART
埼玉が誇るサッカーチーム、浦和レッズのオフィシャルソング「WE ARE REDS」は、ホーム・アウェイに関わらず、試合に勝った時に歌われる歌。サポーターの間では「勝利の歌」として親しまれている。そして、その原曲がこのロッド・スチュワートの「セイリング」である。なお、ロッド自身も、短い期間ではあるが、プロのサッカー選手としてのキャリアがある。