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特集 – トラップ系EDM

トラップ系EDM


<特集 – トラップ系EDM>
「トラップミュージック」とは、そもそもはハードコア・ヒップホップから派生した音楽で、当初はラップミュージックを中心にトレンドとなった。連打されるスネアや図太いベース、シンセサウンドなど、特徴的な音が進化を続け、ドレイクやDJ SNAKEといった今を代表するヒップホップアーティストも取り入れている。そんなトラップは、ダブステップやエレクトロ、チルとも融合して、さらなる進化を遂げている。

icon-angle-double-rightINSANE

icon-youtube-playINSANEicon-musicKLOUD

facebookの初投稿は去年の5月、インスタの初アップは去年の11月で、まだプロフィールも詳しくわからないのだが、facebookの最初の投稿に対して、TRAP系のウェブサイト「TRAP NATION」のアカウントが「can’t wait!!」とコメントを寄せるなど、注目度が高かったことが伺える。ヴィジュアルは、まるでダフト・パンクようなヘルメットを被っているようだが、こちらもはっきりとしたヴィジュアルが見当たらないなど、徹底的なイメージ・コントロールが今の所されているようだ。そんなKLOUDが5月1日にリリースしたデジタルEP「SYNTHESIZE」からの1曲。シンプルな四つ打ちだが、スネアは極力排除されており、図太いベースとノイズがスネアの代わりにリズムを刻んでいる。またラップを想起させる低音ボイスのサンプリングも、ミステリアスなKLOUDの世界を濃いものにしている。

icon-angle-double-rightTep Tep

icon-youtube-playTep Tepicon-musicBaauer

2013年、「Harlem Shake」でトラップEDMの旗手として一気にブレイクをしたバウアー。2018年にリリースした「Tep Tep」は、トラップの特徴が色濃く出た一曲。なお、今年に入ってからリリースしている音源は、ドラムンベースに寄って来ているようだが、遡ってみると、去年のシングルあたりから、トラップの特徴が徐々に減り始めていた。バウアーは、柔らかいボーカルトラックも手がけたり、アグレッシブで攻撃的なサウンドも得意としているので、トラップをよりさらに進化させた新しいサウンドを模索しているのかもしれない。

icon-angle-double-rightHere To Stay

icon-youtube-playHere To Stayicon-musicYellow Claw

2010年、オランダのアムステルダムで結成されたユニットで、MC兼プロデューサーのビジー、DJ兼プロデューサーのジム、二ズールの3人組だ。2014年には自身のレーベルも立ち上げて精力的な活動を続けている。Galantisを始め、様々なアーティストとのコラボにも積極的で、幅広いサウンド・プロデュースを聞かせてくれる。「Here To Stay」は、今年リリースされたアルバム「Never Dies」に収録されたナンバーで、静かな入りから、一気にテンションを上げてくれる1曲となっており、ブレイクの作り方などはダブステップに近いものがあるかもしれない。

icon-angle-double-rightWhisper

icon-youtube-playWhispericon-musicBoombox Cartel

メキシコ生まれで、現在はアメリカのLAをベースに活動する2人組、ブームボックス・カルテル。2016年には来日も果たしている。彼らはエモーショナルな楽曲が特徴で、もちろんハードな曲もあるのだが、この「Whisper」という曲は、アコースティック・ギターから始まり、女性のボーカルが入って来て、トラップ感のかけらもないと思いきや、ベースが入ってくると一気にトラップの雰囲気を作り出す。アコギの音のサンプリングのアクセントが非常に良い味を出している。

icon-angle-double-rightNo Service In The Hill

icon-youtube-playNo Service In The Hillicon-musicNGHTMRE

ここ数年、トラップミュージック界を代表するアーティストの一人といえば、
このナイトメアかもしれない。スクリレックスが彼の曲を回したことで、一気に注目を集めたということ。もともとがラップミュージックで広がり始めたトラップは、その後、ハードなものやチルなものへと派生していき、いろいろなサウンドを融合していったが、ナイトメアの曲には、しっかりとラップミュージックをベースにしているという特徴がある。その上で、トラップというサウンドをいかに表現していくか、という意味で、本当のトラップ・アーティスト、と言えるかもしれない。

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