<特集 – アメリカのアニソン part.1>
日本ではアニソン・・・アニメソングの人気は確固たるものになりつつある。アニソンとして制作した曲ではなくても、アニメとコラボすることは、タイアップとしてはとても大きな意味を持っているかもしれない。
一方で、エンタメの本場、アメリカでのアニソン、というのはどんなものがあるのか、というと、そのほとんどがテーマ音楽、という形になっており、「主題歌」という位置付けの歌は非常に少ない。今週と来週は、そんなアメリカにおけるアニメソングを特集。
Witch Doctor
Witch Doctor Alvin & The Chipmunks
アルヴィン&チップマンクスは、アニメの3匹のシマリスのキャラクターだが、順番としては曲が先に生まれ、そのあとにキャラクターが生まれ、アニメーション作品になっていったという、ちょっと変わった成り立ちになっている。
なお、ヴォーカルは、楽曲を作っているロス・バグダサリアン本人の声を高速回転させて作っている。
Theme From Spiderman
Theme From Spiderman
今から半世紀以上も前の、1967年にアメリカで放送されたアニメ、「スパイダーマン」のテーマ曲。2002年にスパイダーマンが実写映画化されてからは、各シリーズでもこの曲が使われている。また、ラモーンズやエアロスミス、マイケル・ブーブレなどがカバーしている。
SpongeBob & Patrick Confront the Psychic Wall Of Energy
SpongeBob & Patrick Confront the Psychic Wall Of Energy Flaming Lips
海の底に存在しているという架空の都市、ビキニタウンを舞台に、様々なキャラクターが色々な出来事を起こすというギャグじたてのアニメ。子供向けのアニメではあるものの、大人にも人気で、オアシスのリアム・ギャラガーも大好きなんだとか。ちなみに、メインキャラクターでもあるスポンジ・ボブは、お皿を洗ったりするスポンジではなく、海に生息している海綿・・・つまり動物をモチーフにしているそうです。Flaming Lipsが歌っているこの曲は、2004年に公開された劇場版のエンドテーマ。
The Simpsons Theme
The Simpsons Theme Green Day
アメリカで最も有名なアニメ作品の一つが、ザ・シンプソンズだろう。1989年に放送が始まったシンプソンズのテーマ曲「The Simpsons Theme」は、作曲家、ダニー・エルフマンによるもので、彼にとっては代表作の一つとなっている。グリーン・デイがカバーしたバージョンは、2007年に公開された映画「ザ・シンプソンズ MOVIE」で使われたもの。特に歌詞があるわけではないのだが、全米シングルチャートでは106位、UKチャートでは19いというランキングを記録した。
Linus And Lucy
Linus And Lucy Vince Guaraldi Trio
1950年に連載がスタートしたアメリカの漫画「ピーナッツ」は、主人公チャーリー・ブラウンと、その飼い犬スヌーピーを中心に、様々なキャラクターが登場する群像劇。1965年に放送されたアニメ「スヌーピーのメリー・クリスマス」で使われたこの楽曲は、ピーナッツを代表する楽曲で、事実上のテーマソングとなっている。なお、タイトルのライナスは、主人公チャーリー・ブラウンの親友で、常に毛布を持っている男の子。そしてルーシーは、そのライナスの姉である。