【高樹千佳子コラム】私が選ぶ、夏を快適に過ごせるアーティスト&曲オススメ集!

Chikako Takagi Column Vol.4

2017年7月18日

Smith Westerns

シカゴの3人組バンド、スミス・ウェスタンズ。キャッチーでローファイだったり、メロウでドリーミーだったり。心地良くす?っと入ってきます。ヨレヨレなvocalも味があります。収録曲がPitchforkのベスト・ニュー・ミュージックに選ばれ、アルバムがNMEの年間ベスト29位に選ばれた2011年の2ndアルバム「Dye It Blonde」をお薦めします。

2014年に解散してしまいました。メンバーはその後それぞれ別の形で活動を続けているようです。

Imagine PT.3

Weekend

All Die Young

Toro Y Moi

サウスキャロライナ出身でカリフォルニア拠点に活動しているトロ・イ・モア。2011年2ndアルバム「Underneath The Pine」は、それまでのエレクトロニック・サンプリング的な音作りをやめて、生音を主体にした楽曲になっています。西海岸のソウルや、ファンク、AOR、R&B、ジャズの要素もあって、軽快でダンサブルなポップサウンドがお洒落です。ムーディーな夕暮れビーチを思い起こさせる曲もあります。

New Beat

Still Sound

Real Estate

楽曲からは西海岸がイメージされますが、実は東海岸ニュージャージー出身のリアル・エステート。幼馴染メンバーで結成されました。2010年のアルバム「Real Estate」でデビューした彼らの楽曲は、優しいメロディと柔らかいヴォーカル、気持ちのいい残響音に包まれる、癒しのローファイ・ポップ。その後のアルバムももちろんお薦めです。今年、フジロックのホワイトステージ(2番目に大きなステージ)に出演が決定しています。

Beach Comber

Fake Blues

Beach House

フランス出身のvocalヴィクトリアと、ボルチモア出身のguitarアレックスの2人組、ビーチ・ハウス。2010年の3rdアルバム「Teen Dream」は、NYの教会をリノベーションしたスタジオで作られたそうです。メランコリックで美しいメロディー、浮遊感のあるシューゲーザー的なギターサウンド、ミステリアスなvocalが心地良い余韻を残す、ドリームポップ。その後のアルバムも、出すごとに音楽メディアから高い評価を得ています。ちなみにヴィクトリアは、仏映画音楽界の巨匠でジャズピアニストのMichael Legrandの姪だそうです。

Norway

Walk In The Park

Zebra

Avi Buffalo

西海岸ロングビーチの4人組、アヴィ・バッファロー。ソングライティングは、メンバーの中心人物である元スケーター、アヴィが手がけています。海外の名だたる音楽メディアで大絶賛された2010年のデビューアルバム「Avi Buffalo」をリリースした当時、メンバー達は全員20歳前後という若さ！フォーキーでメランコリックなテイストにアヴィのハイトーンvocalがのって、瑞々しくてキラキラしたなんとも心地良いサウンドです。しかもメロディアス。でも2015年に残念ながら解散してしまいました。

What’s In It For?

Beach Fossils

ブルックリン出身のバンド、ビーチ・フォッシルズ。白昼夢のようなシューゲイザー感やサイケデリック感のある疾走サーフロック。80年代ニューウェーブっぽい雰囲気も。2013年の1stアルバム「Crash The Truth」は、USインディーアーティストを数多く輩出しているCaptured Tracksというレーベルから出ています。