あっという間に梅雨明けし、7月に入ったばかりでもう夏本番の暑さが続いていますが…、
「夏」といえば!
聴きたくなるのは、、
やっぱり、、
The Beach Boys\(^-^)/
高樹千佳子(cent.FORCE)
MUSIC ON!の音楽番組「TVカウントダウンE.T」、NOTTVの音楽番組「LOVE&ROCK」でMCを勤め、無類の洋楽好きとしても知られる高樹千佳子。そのコアな知識と飽くなき探究心を、NO.16 Columnで好き勝手に披露してもらいます!(週1回更新予定)
アメリカを代表する偉大なレジェンドです。
リアルタイムで聴いてこなかった若い世代の人達も、どこかで聴いたことのある、なじみのある名曲ばかりですよね☆
ビーチやサーフィンをテーマにした、西海岸を思い起こさせる軽快な曲、サンサンと降り注ぐ太陽の光を浴びながらのんびり過ごす感覚を味わえる気持ちのいい曲、美しいコーラスやハーモニーに心癒されたり活力が湧いてきたり…。
1961年にカリフォルニア州ホーソンにて結成されたビーチ・ボーイズは、翌年シングルデビュー。63年の‘Surfin’ U.S.A.’ はじめ、数えきれないほどの名曲でポップス界に金字塔を打ち立て続けました。
中でも66年のアルバム「Pet Sounds」は、名盤ベストの1枚に必ずといっていいほど挙げられる、不朽の大名盤☆☆☆
ビートルズのアルバム「Rubber Soul」から影響を受けて作られたというこの作品が、後に、ビートルズの「Sgt.Peppers Lonely Hearts Club Band」の制作に影響を与えたという、つまり、ビーチ・ボーイズとビートルズが当時お互い影響を与えあっていたという、鳥肌が立つような話も有名だったりします。
最近では、2012年に、デビュー50周年を記念して、来日公演を含む再結成大ツアーを行ったことも記憶に新しいですね。長らく脱退状態だったブライアン・ウィルソンも加わって、オリジナルのメンバーら5人が33年ぶりに揃った奇跡のライブでした!(この時、メンバーの皆さん70歳ぐらいにして完璧なコーラスだったという…!凄い!! 奇跡に奇跡が重なって…、リアルタイムで聴いてこられた世代の方々は、感動で涙涙ですよね。。)
Surfer Girl
Surfin’ Safari
Fun, Fun, Fun
I Get Around
California Girls
Good Vibrations
Wouldn’t It Be Nice
Don’t Worry Baby
などなど、珠玉の名曲ばかりなのですが、
中でも個人的に一番好きなのは、
God Only Knows’(神のみぞ知る)
イギリス映画「ラブ・アクチュアリー」のエンディングでこの曲がかかるんですよ。これまた個人的にとても好きな映画、クリスマスのロンドンが舞台のラブ・コメディ映画 (ヒュー・グラント、エマ・トンプソン、リーアム・ニーソン、アラン・リックマン、キーラ・ナイトレイ、コリン・ファースなど、豪華キャストが出演) なんですが。
なので、「夏」のイメージのビーチ・ボーイズですが、この曲を聴く時は映画の影響で「冬」を感じてしまいます。寒い冬が、でも、温かく包まれるような美しい曲。
さぁ、そんなビーチ・ボーイズ、つい先日、ニューアルバムがリリースされました
「ビーチ・ボーイズ ・ウィズ・ ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団」☆☆☆
オーケストラとの共演作で、ビーチ・ボーイズのこれまでの数々の名曲の美しいハーモニーと、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団による演奏がマッチしたサウンドとなっています。
ビーチ・ボーイズの楽曲が、よりスケールを増した新たな次元で響く、美しい作品となっていますので、夏のお供にこちらの作品もぜひ聴いてみてくださいね