ウサイン・ボルト　レゲエSONG LIST

Usain Bolt

2017年8月3日

オリンピックの通算金メダルが8個。世界陸上での金メダルは史上最多の11個。人類史上最速のスプリンター＝ウサイン・ボルト（Usain Bolt）。

先日行われた世界陸上と同格のIAAF最高ランク世界最高峰の陸上のワールドツアー、ダイヤモンドリーグ2017（IAAF Diamond League 2017）第11戦のモナコ大会の男子100メートルに出場し、今季自己最速の9秒95のタイムで優勝したウサイン・ボルトだが、いよいよ今週末、8月4日に開幕する「第16回世界陸上競技大会2017 ロンドン」をもって現役を引退することが決定している。

ウサイン・ボルト、本名ウサイン・セント・レオ・ボルト（Usain St. Leo Bolt）は、1986年8月21日、ジャマイカ西部のコーンウォール軍トレローニ教区に生まれた。寒さが苦手な上、極度のホームシックということもあり、今なお練習拠点は、ジャマイカ。そんなジャマイカ育ちのボルトが、「レースに向けて精神的な準備をするのに必要なもの」として挙げているのが、やはり、「レゲエを聴くこと」。週末には地元のダンスでその姿もよく目撃されている。

このSONG LISTでは、そんなウサイン・ボルトにまつわるレゲエを紹介していく。

NUH LINGA / ELEPHANT MAN

2008年8月に行われた北京オリンピックの男子100メートル走。9秒69という驚異的なタイムで優勝した後にウサイン・ボルトが見せたダンスがこの「Nuh Linga」。エレファント・マンは、93年に本格的なアーティスト活動をスタートさせ、バウンティ・キラー率いるスケアデム・クルーのメンバーとして活躍。1999年に独立し、その独特のキャラクターとエンターテインメント性あふれるステージでトップ・アーティストの仲間入りを果した。

ON THE GO (Faster Than Bullet) / MAVADO

同じく2008年の北京オリンピック。ジャマイカ代表の応援歌だったのがこの曲。MAVADOは1981年、ジャマイカ・キングストン生まれ。ラジオとダンスホールから流れてくる音楽、特にトゥーパック・シャクール(Tupac Shakur)とバウンティ・キラー(Bounty Killer)から影響を受けた。15歳の時にジュニア・リード(Junior Reid)のスタジオでバウンティ・キラーに出会ったが、バウンティはすぐにその才能に惚れ、彼の世話をし、自身のマネージャーを紹介している。

9.58 / SHUGA

2009年8月にドイツ・ベルリンで開催された世界陸上競技選手権大会、男子100ｍ決勝で、人類初となる9秒5台となる、ウサイン・ボルトが叩き出した「９．５８」の世界新記録タイムがタイトル。SHUGAは、ジャマイカ・モンテゴベイ出身の女性シンガー。サウンドシステムを持つ家庭に生まれ、小さなころから教会に通い、学校の合唱団に入ったところからシンガーの道を歩んできた。