2013年に出版した回想録『AMERICANA』と昨年リリースした同名アルバムで、アメリカを巡る自らの旅を振り返ったレイ・デイヴィス(Ray Davies)。その続編にあたる新作『OUR COUNTRY: AMERICANA ACT II』を海外は6月29日に発売、日本盤は通常のCDプレーヤーで再生可能な高品質フォーマット“Blu-spec CD2”仕様にて7月4日にリリースする。
(情報提供:SONY MUSIC JAPAN INTERNATIONAL)
(Photo : Alex Lake)
作品の中では、レイ・デイヴィスがアメリカに対して抱いているイメージが描き出され、アメリカからの影響が彼をどのように形成し、発展させていったのかが語られる。こうしてアメリカでの経験を振り返ったことをきっかけに、レイ・デイヴィスは自分の生き方を見つめ直した。そして自らのルーツを再発見し、敬意を抱き、称えるようになって行った。
新作『OUR COUNTRY: AMERICANA ACT II』は、レイ・デイヴィスが全曲の作詞・作曲を手がけ、アレンジとプロデュースも担当、ガイ・マッシーとジョン・ジャクソンが共同プロデューサーを務めている。
レコーディングは、前作に続いてロンドンのレコーディング・スタジオ、“コンク”で行われ、バックの演奏は今作もビル・スタンリー(ギター)とザ・ジェイホークスが担当。さらに英国人ミュージシャン数名も参加を果たしている。
また、このアルバムには、レイ・デイヴィスの過去の作品に再び目を向けた曲がいくつか収められており、オープニングを飾る「Our Country」は、『AMERICANA』のアルバム・タイトル曲のテーマ/メロディを発展させた楽曲である。またアメリカという国に刺激を受け、かつてレイ・デイヴィスが書き上げた、「Oklahoma U.S.A.」(ザ・キンクスの1971年のアルバム『MUSWELL HILBILLIES』に収録)、
「The Real World」(2007年のソロ・アルバム『WORKING MAN’S CAFÉ』に収録)、「The Getaway」(2006年の『OTHER PEOPLES LIVES』に収録) といった楽曲の再解釈も行われている。
「Our Country」
新作に関して、レイ・デイヴィスは、「僕はキンクスのキャリアに再び光を当てるため、そして若き日の僕にインスピレーションを与えてくれた国を再発見するために絶え間なくアメリカを旅し、ツアーを続けてきた。『OUR COUNTRY』は、そんな僕の旅路を辿ったアルバムだ。」と語っている。また、現在レイ・デイヴィスは、『AMERICANA』と『OUR COUNTRY』を基にした舞台と映画の制作に取り組んでいる。
◆ リリース情報
タイトル: OUR COUNTRY: AMERICANA ACT II
仕様: Blu-spec CD2仕様 / 歌詞・対訳・解説付
品番: SICP-31161
価格: \2,600+税
発売日: 2018年7月4日(海外発売2018年6月29日)
【収録曲】
01. Our Country
02. The Invaders(spoken word)
03. Back In The Day
04. Oklahoma U.S.A.
05. Bringing Up Baby
06. The Getaway
07. The Take
08. We Will Get There
09. The Real World
10. A Street Called Hope
11. The Empty Room
12. Calling Home
13. Louisiana Sky
14. March Of The Zombies
15. The Big Weird
16. Tony And Bob
17. The Big Guy
18. Epilogue
19. Muswell Kills